映画ネタ
放映されるとしても字幕でのことが多かった「名探偵登場:Murder by Death」でしたが、目出度いことに佐藤一公氏が吹替え翻訳を担当されたTBSで放映された吹替え版バージョンの「名探偵登場」がケーブルTVの「ムービープラス」で放映されるとか。 2018年7月29日の21:00 2018年7月31日の16:30 の両日放映されます。 日本語のセリフがいちいちシャレているので、だ~~い好きな映画でしたが、再放映されることはあってもいつも字幕版だったのでガックリでした。 「名探偵登場」には、まだ若くってゴージャスなマクゴガナル先生♥マギー・スミスがデビット・ニーヴンと、いかにも上流階級なオシドリ夫婦の探偵役で登場。お二人ともとってもお洒落です。 VHSパッケージの扱いを見ても一般的にはピーター・フォークがメインなんでしょうが、個人的には他のメンバーのほうが断然好きで・・・ ピーター・セラーズがクルーゾー警部とチャーリー・チャンという名探偵(すみませんm(__)m知らないんですがそうパンフレットに書いてあったので)を合体させた、いかにもチャイナ系の探偵役を演じているのですが、日本語版のセリフがハマりすぎ。 ピーターセラーズの声優さんもピンク・パンサーと同じ羽佐間道夫さんでノリノリ。 養子という設定の日本人がいるのでちょっとケイトーとクルーゾー警部の掛けあいを思い出させますが、大立ち回りがないので雰囲気だけですね。 わたくしは元上司のドレフュス主任警部:ハーバートロムが組織を立ち上げたピンクパンサー3が大好きなのですが、この吹き替え翻訳も佐藤一公氏。ピンクパンサーは日本で勝手に通し番号を振ったせいと、何作目、と数える人がいるせいで、非常にヤヤコシイ 2とか3とか元の映画タイトルをもう一度つけたほうがいいのでわないか?とすら思えます。 作品としては3作目でも日本ではピンク・パンサー2:the Return of the Pink Panther 作品としては4作目でも日本ではピンク・パンサー3:Pink Panther Strikes Again この二つは続けて観ないと3でのドレフュス主任警部の怒りがイマイチわからないだけに、いまだに完全に前作網羅した全集がないのは残念ですね。 ピンク・パンサーも名探偵登場も作品自体もちろん面白いんですが、日本語版のほうはさらに面白いので、もし吹き替え版をみたことがないなら、ぜひぜひご覧ください。 近年の映画で言えばミニオンの日本語版が字幕より面白かったけど、そんな感じです。 ピンク・パンサー3:Pink Panther Strikes Againの拷問がね、残酷なんですよぉ==ふっふっふ 当時はあいさつ代わりに「どんどんよくなる正気にかえる」と言い合ったものでした。 今も「わたし失敗しないので」とか名セリフは出てくるけど、この当時、洋画が下敷きなせいか、なんだか浮世離れした面白いセリフがいっぱいあった気がします。
デヴィッド・ニーヴンも、そういえば「ピンクの豹」でピンクパンサー役を演じていました・・・。 妻の殺人容疑がどうなったかが気になるロバート・ワグナーが「ピンクの豹」ではニーヴンの甥っこ役でなかなかチャーミングだったけど、現実の事件のほうはその後どうなったんだろ(..) 「名探偵登場」ではピーター・セラーズと張るカメレオンぶりを発揮していて最後は独壇場となるアレック・ギネスも好きな俳優さんです。 「へちゃブス」とか、今だとOKが出るのかでないのか・・・ アレック・ギネスといえば、勿論オビ=ワン・ケノービですが、ご本人は気に入っておられなかったんですねぇ。ちょっとショック。 トルーマン・カポーティが謎の億万長者として出演していますが、ワンの不正確な日本語?に、いちいちダメ出ししてはイライラする演出が、作家のサガを感じさせたりするところも好きです。 今回久々に観たら、ドライバーの役でジェームズ・クロムウェルが出ていてビックリ! この映画をみたころは全く知らなったから、気づけるはずもないんですが。。。いや、こんな作品で出会えるとはねぇ ベイブを初めてみた時は、そんなはずはない、とわかっていてもシロウトの農場主にしかみえなくて・・・演技力の凄さを思い知ったものです。
とと、かなり脱線しましたが、この「名探偵登場」には好きな俳優が大挙して出演していることもあり、名作というほどではないかもですが、大昔、洋画劇場での放映をVHSで自宅で録画して以来なんどみたことか! 音声だけはカセットテープに入れてあったので、VHSが無くなってからも音だけは聞くことができたんですが、カセットデッキも壊れて久しい・・・。 まさか今頃になって吹き替え版がでてくるとはねぇ~ そういえばVHSが発売された当初、吹き替えが入ってなくて買わなかった記憶がかすかに・・・ いや、めでたい ついでにピンクパンサーの吹き替え版もどっかで放映されますように! アーメン