改装のための打合せ
to リフォームでだいじなことは施工箇所・デザイン部材・工事期間・金額など各種ありますが、一番大事なのはコミュニケーションをきちんととれる施工業者かどうかだというのがわたくしの個人的な意見です。 たとえ、金額が折り合っても、自分の望むようにならないのでは困ります。 もちろん、何度も何度も打ち合わせれば、最後的には、なんてったって 施主の要望ですから、出来る・・・はずですが・・・ これがねぇ~なかなかのクセモノです。これがすべてではありませんが、いままで経験した中ではよくない業者だったことが多いので、見分け方の参考になれば幸いです。

違う商材・商品を勧められる

取り扱いがない、というので、変更を提案してくるんですが、提案くらいならともかく、ゴリ押ししてくることもあります。 メーカー製のキッチンや洗面台・浴室・トイレ・ドア類などの商品だとさすがにバレるので、勝手に変更はしないと思いますが 名前が表にでない資材のようなものだと最悪、勝手に変更されかねないので、こういう雰囲気が打合せの段階で出た時は、要注意です。

小さな親切・大きな先回り

具体的な商品が決まらないと、さすがに見積もり出来ないので、勝手に決めて、ショールームで定価見積もりを作成してくれるのですが、意外な処をダウングレードされていて、ビックリ!ということがありました。 気になる処が違うから、といえばそれまでですが、このまま詰めていったら、「自分が選んだ商材」だから、上がるのも仕方ないって感じに、納得させらるのかな~、とちょっと疑心暗鬼になりました。

価格が落ちない

高いのはこちらの選択する商材に問題があると言われて、変更してみても、なんだかんだと、別の理由が出てきて、結局、見積もり額があまり変わらない。 不思議だな~な、ことがありました。 納得でできなかったので結局、契約まではいきませんでしたが、あとでじっくり見積もりの明細をみてみると、個別の項目が微妙~~に増減されていました。その結果として総額はあまり動かなかったんですね。 その細かい労力は称賛に値するかもしれませんが、もっと別のところで発揮してもらいたかったですね( 一一) 定額で請け負う業者さんに一部だけとかをお願いすると、往々にしてこういうことが起きるようで、金額を動かしにくい内部事情とかがあるのかな?と思ったりもしました。

出来ることを出来ないという

出来るはずの事を、故意かどうかはともかく「出来ない」と言われる時があります。 これは、工事した後でわかると哀しいです。 わたくし自身も体験しましたが、友人・知人からもわりとよく聞きます。聞きながら「え?んな馬鹿な」と思っても、工事完了後だとショックが大きかろうと思い、言えないです。 リフォームまでいかない小さな修理でも、ここまでしなくていいよね?というような強引な修理とか備品販売とか・・・メーカーから派遣されていてもたまにあります。 本当に必要かもしれませんので、もし修理ならその場でメーカーに確認の電話をしてみることをお勧めします。 カスタマーセンターの人に判断できるとは限りませんが、直ぐに行動を起こす客なんだな、とわかれば変なコトしようとしていたなら、ほぼ諦めると思います。 工事など、普通は言われた事は、ますは信じるしかないのが哀しいところです。 とはいえ、シロウト目には簡単に出来そうなのに、本当に出来ないこともあります。 納得できないことをいわれたら、契約・施工する前に、とりあえずセカンドオピニオンをとるべしです。 工事が始まってからだと、一旦休止するのはいろんな意味で大変です。工事のスケジュールは様々な業者の順番がかなり複雑に入り組んでいるので、単純に順延出来ないからです。

返事を急かされる

ま、気持ちはわかります。 施主にはニコニコ接してくれていますが、上からはまだ契約がとれないのか?と聞かれているでしょうし・・・ 「見積もり」はあくまで見積もりであって、最終の請求金額ではありません。 どうせ変動するもんだし、細かいことは後できっちり詰めていけばいいんだから、この辺りの金額でいいのならまずはウチと契約してくださいね。 これ、また営業の本音というだけでなく、本当のことです。 施主さんの中には「見積もり金額」は一切変動しない、と勘違いされている方が多々おられますが、そうとは限りません。 たとえば和室の畳替えや障子・襖の張り替えなどは、一切他の部分に手をつけません。 そういうものなら「見積り金額」=「請求金額」なわけですが 部屋の一部を取り壊すとか取り換える場合は、想定外のことが起きることもあります。 今は超音波などで壁の裏側をある程度知ることもできるようにはなってきていますが全能ではありません。 壁を開けたら木が想像以上に痛んでいた、天井から壁に水漏れの跡を発見した、などという場合は、さらに天井まで開けて補修をしておいたほうが絶対に良いわけで、追加工事が必要になります。 ま、というわけで、見積もり金額は変動しても仕方ないんだから、あるていどの処で判断してね!というのは業者の本音です。 年末や引っ越しシーズン、どこかで大規模災害が発生していると、悪気がなくても急かしたくなります。職人さんは先着順で良い人からいなくなるからです(^o^;) ただ、そこで急かすかどうかは・・・担当者の性格や会社の事情などモロモロで違うはず。 ここは自分のカンや人を見る目を信じて決断するしかないでしょう( 一一)

なぜリフォームするかを忘れずに

リフォームというのは経年劣化で使えなくなった機器を入れ替えるだけでなく、長年もうちょっとこうなら、と願っていたことを叶えるためにするはずです。 なのに、その「願い」が、うまく相手に伝わらないことが往々にして起きます。 現場でちゃんと、こうして欲しい!と指示しても、なぜかでてきた図面や見積が違う。 この「通じない」というのは、なかなか気骨が折れます。 このへんのズレは、打合せを重ねるにつれ判ってくるだけに、「ここまで引っ張って、 今更断りにくい」と、人情的に、英断しにくくなるのことがあり、困ります。 一級建築士やデザイナーなど、実際にプランを作り職人さんに指示する人、に会わずに契約することだけは避けましょう。 営業と現場担当という、二重構造が多い大手では、見積もりを出す人は正社員。 デザイナーなどはよく使うけれど社員ではなく専属だったり個別だったりで契約している外部の人、という場合があります。 もっといえば、実際に施工してくれる職人さんもおおむね似たような感じです。 どうも自分とはセンスが違うなととか、この職人さんは仕事が荒いな、感じたら、担当している人を変えてくれないか頼んでみてもいいかもしれません。 見積金額・契約書のような、シビアなものが目の前にでで==ん、とそびえ立つと原点をわすれてしまうことがありますが、なんのためのリフォームか誰の為のリフォームかを考えれば、ある程度は我儘でいいはずですよね。 コミュニケーションをきちんととれる施工業者と出会えるまであきらめない!のが、一番重要かもしれません。