洗濯ものをほしている時に「ビチッ」と痛みがきて、指をみたら なんとっ 蜂が指にへばりついているではありませんか!!! 手をふったら直ぐに離れた、というか死んだんでしょうが、針がしっかり刺ってるので、 大急ぎで指を高くあげて、毛抜きを探しに走りました。 輪ゴムでしばってから、針をぬいたんですが、 蜂の毒は水溶性なので、そんなコトするより 水で洗うほうが良いそうです。 針の根元には毒がたまっている袋があって、 当然というか、すみやかに敵の体内に注入するようになっていますから、 モチロン直ぐ抜くのも大事。 と、後々このサイトで勉強しました(遅っ(^o^;) 趣味の養蜂 虫などの毒を吸い出すキットがあって、使いたかったのですが、 小指のキワだったので、使えず、ちょっと残念。 この時点では、針の周りが赤い程度で、特に何もなかったので、そのまま放置 ほんとに”ぽちっ”とした傷だし、バンドエイドもせず ラベンダーを時折塗る程度 お風呂にはいったら、その時ちょっと痛みがぶり返すかな~ 程度でした。 これが、4日目の夜から驚愕の事態へと… お風呂あがりに、妙~~~に指がかゆい。 多分、治るときのカサブタが痒いようなものだろう、と 大して気にせずにいたら、 翌朝は指がパンッパンにはれて、針でさしたら ピューっとみずが飛びだしそう。 まさしく蜂毒という風情 指の腹はキャンディーのようにパンパン。 しかも血の気が感じられないくらい白っぽくい 左右の指のサイズも、1.5倍ほど違うんです。 連休でなければ、医者に行くところですが、痛みがないので とりあえず、様子を見ることに このまま、固まると怖いので、気がつく限り指を動かす。 実は、この時はじめてサイトで検索したわたくし。 ボケてるというか、パニックの常というか 最初の15~30分程度で、全身症状ーー顔面蒼白、冷汗、立ちくらみ、口やのどの中のかゆみ等ーーが出ないかぎりは大丈夫そうなので、ちょっと、ほっ、としました。 それにしても、こういう時に出向くのは何科なんでしょうね? なにか、飲んでおくといい、薬など、あるんでしょうか? その疑問に答えていたお医者さんによると もし薬を飲むなら、鼻水と熱冷ましの入っている風邪薬! だそうです。 ハチ毒の対する抗体は肥満細胞と結合するそうで、あのプックリはその所為? なんらかの科学物質が放出されて、大変なことになっていたんでしょうね(^o^;) で、治りだすと、ハレが引くのはもちろんですが、 パンパンだった指の腹から、まず、カワが まるで、フケのように、ポロポロと剥がれだし 次いで、指の中ほどが、同様に、と 指が太ったからカワがはげるのか 壮絶な白血球との闘いがあったのか 膝すりむいて、砂だらけでも、たいしたことなく治るのに ポチッとした傷でも、毒があるとね~ 蜂にすれば捨て身の特攻なのだから、速やかに、効果的に 毒を使いたいはまぁ当然といえば当然か 蜂の天敵といえばクマ クマ用に開発された兵器だとすれば、ニンゲンなんて、チョロかったりして… 指の先だけで、済んだのは不幸中の幸いだったのかも バラのトゲで死んだリルケは 怪我がもとで、白血病になったとか… このぷくぷくの指の中で、血の塊ができて、 それが毛細血管につまったら エコノミー症候群だよな、などなど 自分のものとは思えない指を眺めつつ 走馬灯のように、いろいろな思いが巡った秋の日々でした。