シャンプーブラシの歯の部分アップ
肌断食のついでに、といっちゃなんですが・・・ 一度やってみたかった「シャンプー断食」に挑戦してみました。

シャンプー断食初日

シャンプーのほうが、イカンという「宇津木先生」のお言葉に従って、ドキドキの湯洗いだけです。 もともと、アミノ酸系シャンプーを使っていたので、リンスはこの時点でも使っていませんでしたので、いきなり両方使わないよりは、ハードルが低かったはずですが(^o^;) やはり、なんとな~~く落ち着かなかったです。 とりあえず、今までもしていた、予洗い。 髪の毛だけを、湯桶に付けて、ホコリなどを落とす感じ・・・ 普通ならここで、シャンプーですが・・・ シャンプーをつけず、お湯を変えて、今度は地肌まで、濡らして、指で、地肌をマッサージ??? んで、とりあえずシャワーしておきました 何分、泡切れとかがないので、感覚的に、こんなもんかな~~くらいで、完結

恐れたほど「臭わない」

とりあえず、言えるのは、恐れていたほど、臭わなかった!!! ということです。 なんだかんだいっても、一番気になるのは、何と言っても、頭皮が「臭わないか」ですが、これは拍子抜けするほど、変化がなかった。 まぁそもそもシャンプーに自然な香りがついたものしか使ってなくて、髪にシャンプーの香りがなかった、今までの生活もありますが 枕カバーなどにも、へん~~な臭いはなかったです。

シャンプー断食2~4日目

特に、変化はなし・・・だと思う。 臭いも、ひどくなるか、というと、それほどでもなく・・・ かゆみも無し

シャンプー断食1週間目

体感としては、ほぼ平行線だな==という感じ このまま、シャンプーなくても特に困らないような気がしてきたけど・・・ 正直、頭が洗えている、という感覚が乏しく、逆についつい、シャワーを長く使ってしまうので、指がふやけてることが増えました。

シャンプー断食のデメリット

シャンプーを使わないデメリットの最たるものは「洗えている」のか「洗えていない」のか、判断しにくい、点ですね。 メリットはシャンプー代が要らない、ってとこでしょうか。 シャワーや、ドライヤーで乾かす時間などは、結局おなじだけ必要なので、お得感はかなり乏しかったです。 人によっては、背中の肌状態の改善などがメリットになるのかもしれませんが、もともと背中にトラブルがないので、それは検証しようがなかったし・・・

シャンプー断食半月後

特に「かゆい」とか「臭う」わけではなかったんですが、地肌を湿らせた状態で、なんとなく、詰めで頭皮をかいたところ 爪の中に、ごっそり皮膚が(フケ?)・・・ え? え? え? 表皮の上の、いわゆる死んだ細胞ってやつだと思いますが・・・ かなり、ごっそり詰まってます。 風邪でお風呂入れなくて「キ==ッ」となるほど痒いときとか、たしかに、こういう脂っぽいのが、爪についたりするけど・・・ 特に「かゆみ」や「臭い」はないのに、この「頭皮のなれの果て」は…ナニ? というわけで、特に不都合はなかったものの、久々にシャンプー使いました~~~

シャンプーしなくても不潔ではない

シャンプーして、なにがヨカッタといって、泡をたて、泡をすすぎ終えることで、きちんと「洗った」という手ごたえがあることです。 風邪の時のうように、まったく頭皮を洗わず、放っておいたのとは違い、「シャンプー断ち」はしたものの、湯通し?は、していたので 爪に入り込んだ「頭皮の死骸」が、酸化や腐敗までいかず、特に害もなかったんだと思います。 シャンプーを使わなくても確かに「不潔」ではないかもしれません。ただ「不潔ではない」くらい「洗う」見極めに神経を使うし いうほど時短でも、気持ちもよくない!!!!

感覚とシャンプー次第

個人的には、「お湯シャンプー」は却下( 一一)が結論です。 とにかく、精神的に疲れた。 とくに、長い髪や、硬くて毛量が多いひとには、おすすめ出来ません。 男性や、女性でもかなり短髪なら、「湯シャン」はアリかもしれません。 結局、宇津木式では、石けんの時と同様、シャンプーも、くくりが大雑把なので、髪が痛むような強力な「界面活性剤」を使ったシャンプー、が問題だっただけでわ?というのが、結論。 たしかに「高級アルコール系」シャンプーや「シリコン」リンスが毎日流れると、皮膚に影響がでるかもしれないとはおもうけど・・・ そもそもシャンプー自体がマトモなら、髪も肌もさほど痛まないので、宇津木先生が心配されているような肌の痛みが、そもそもでるのか? さらに、髪の洗い方で、背中になるべく流さないように、気を付けることもできるので、痛んだとしても、かなり軽微なのでわ?と思いました。 「界面活性剤」という字をみたたけで、完全シャットアウトよ!という方はともかく、マヨネーズだって「界面活性剤」なしでは作れないんですから「界面活性剤=悪い成分」と断じる前に、良いシャンプーを探してみることも大事かなと、思いました。 ひとつの目安として、皮膚科で推薦されるようなアミノ酸系シャンプーなら安全性が高いのでわ?と、真剣に試してみる気になりました。 ちなみに、シャンプーを使うようになると、爪で頭皮をひっかくと、もちろんカスのようなものは、やはり爪に入り込むけど、ほんとに薄っすらに戻りました。 お湯洗いの時も、特に違和感はなかったとはいえ、ちよっとほっとしました。

アミノ酸系シャンプー

「アミノ酸シャンプー」とも言われますが「アミノ酸シャンプー」と書いてあるので安心していたら「アミノ酸が添加してあっただけ」( 一一)というコントのオチみたいなことも体験したことがありますので、一応、成分チェックできる程度には、成分も載せておきますね。 どれも、単体ではなく、組合せて使われていますので、参考程度にみてください。 料理のレシピに「砂糖と醤油で味付け」とあれば、甘辛味だな、と見当はつくけど、実際には分量がなければ、甘寄りなのか、辛寄りなのか、判別つかないのと同じです。 ちょっとした配合差で、効果も変わりますし、そもそも、髪の毛や地肌の状態でも、変わりますからねぇ 成分表の最初のほうに ココ○○〇、ラウロイル○○とついた洗浄剤は、アミノ酸系と思って、ほぼ間違いないです。 硫酸Na、がついてると、いわゆるふつーのシャンプー「高級アルコール系」と言われるものの可能性が高いです。 ちなみに「高級」というのは「高価な」という意味ではなく「分子」の性質ですので、「高級」とついてるからって安心しないように(^o^;)どっちかというと「油性」ってくらいの意味です。 また、よく目にする、陰イオン界面活性剤とアニオン界面活性剤はAnionic surfactantの訳語違いで、同じ意味です。

アミノ酸系の洗浄剤

本来、こういうくくりはないそうですが、原料にアミノ酸を利用した界面活性剤の俗称。そのせいか洗浄力はそれぞれで違うし。酸性・アルカリ性の加減も微妙。
●ココイルグルタミン酸TEA
陰イオン界面活性剤。 昔から使われている成分。低刺激で泡立ちが良いので、髪を傷める心配が少ない。髪を薄い皮膜でコーティンコンディショニング効果が高く、コンディショナーいらずのシャンプーにも使用されています。
●ココイルメチルタウリンNa
非常に低刺激で安全性の高い成分。ベビー用、アトピー用としても使われているくらい。髪をふんわりとした仕上がりにすることができ、地肌に問題がある人にも、使えるそうです。高価な成分なので、シャンプーがお高くなりやすいというデメリットがあります。
●ココイルメチルアラニンNa:ラウロイルメチルアラニンNa
陰イオン界面活性剤・弱酸性で非常に低刺激なのが特徴です。洗浄力があるので、スッキリ軽い仕上がりでふんわりさせてくれます。高価な成分のため、価格が上がってしまうのが欠点。
●ココイルグルタミン酸2Na
トップクラスに高い洗浄力があり、泡立ちも良い成分なので、アミノ酸系のシャンプーに多く使用されています。ただし、乾燥肌の人が使用すると洗浄力が強すぎる恐れがあるので、皮脂が多めの人に向いています。
ココイルアラニンTEA
仕上がりがしっとりとするシャンプーに配合されることが多い成分。

ベタイン系

両面界面活性剤:タンパク質を変質させないので、低刺激だけれど、洗浄力も弱い
●コカミドプロピルベタイン:ラウラミドプロピルベタイン
コカミドというのも「ココ・アミド」つまりヤシ油由来なので、自然派シャンプーにも使われていることがあります。ベタイン系洗浄成分の中で、洗浄力が強いのが特徴。 低刺激な成分なので、赤ちゃん向けのベビー用シャンプーに使われるほど安全性が高く、髪の保湿や、柔軟性の向上など、髪に良い効果が期待できる成分です。
●ラウリルベタイン
脱脂力の強い「ラウレル硫酸」の刺激を緩和する効果があるので、そのために市販のシャンプーにも配合されている成分。低刺激で洗浄力もそこそこあるが、頭皮に残りやすいのが欠点と言われています。

高級アルコール系

高級アルコールにおける「高級」とは、「価格が高い」とか「上等」といった意味ではありません。 ここで言う「高級」とは、分子中の炭素(C)が多いことを表しています。炭素が多いほど油性が強くなるため、低級アルコールは水性、高級アルコールは油性ともいえます。 高級アルコールは、安くて洗浄力が高いため、市販されている大半に使われています。
●ラウレス-4カルボン酸Na
陰イオン界面活性剤。カルボン酸をベースに作られた洗浄成分で、硫酸塩ではないため、低刺激。洗浄力もマイルドな高級アルコール系成分です。 弱酸性を売りにしているシャンプーなどに配合されています。仕上がりはサラサラ系のシャンプーになるのが特徴だそうです。
●ラウレス硫酸Na:ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩
陰イオン界面活性剤。 分子構造が大きいので、肌の奥へ浸透することが少なく、多少低刺激と言われています。 原料の臭いがきついので、できあがるシャンプーも、香料のきつい製品になってしまうようです。非常に脱脂力があるので、リンスは必要になるでしょうね。お安いので、市販のシャンプーに多い成分です。
●ラウリル硫酸Na
今はどちらかというと薬局などで市販されているシャンプーに多く使用されている洗浄成分。洗浄力、脱脂力が高く、肌への刺激が非常に強いので、これがメインのシャンプーだと、たしかに、つかわないほうがいいかも・・・頭皮が刺激に弱くなり、フケ、痒み、抜け毛などの原因となることがある、ともわれています。

スルホン酸塩

スルホン酸と聞いて、ん?と思う方は合成洗剤や石けんを調べたことがあるんだと思います。LASという名前で、今も割と見る成分です。
●オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
ラウレス硫酸に近い洗浄成分。ただし、タンパク質の変性は比較的少ないので、他の洗浄成分との組み合わせ次第で、洗浄力が変化するのと、ヤシ油由来なので、自然派とうたわれるシャンプーに配合されていることもあるらしい(@_@)
●スルホコハク酸塩
ほほ上と同じ。陰イオン界面活性剤 酸性に傾いた性質で石けんに近い洗浄力がある成分。 他の成分との組み合わせで、洗浄力が変わるらしいので一概に洗浄力が、高い・低いと言えないようです。 泡立ちは良く、刺激もそれほど強くないそうです。

その他
ココアンホプロピオン酸Na、:N-ヤシ油脂肪酸アシル-N’カルボキシエチル-N'-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム【洗浄剤】
両性界面活性剤というもので、でベビーシャンプーなどの低刺激性の洗浄剤として利用されます。陰イオン系の界面活性剤と組み合わせると更に低刺激の毛髪洗浄剤になるそうです。
コカミドDEA
主にクリーミーな泡のためにつかわれる成分
ジステアリン酸グリコール(旧名称:ジステアリン酸エチレングリコール)
パール感を出すためのもの。透明でないタイプのシャンプーには殆ど入ってるかもしれないくらいポピュラー。配合の目的は、もちろん、高級感を出すためでしょう

石けんシャンプーの特徴

ナチュラル派の方の一部では「石けんシャンプー」しかダメ!という方もおられるようですが、 肌断食で失敗しないための洗顔料 に書いたように、「石けん」は万能ではありません。特に、髪の毛を洗うには向かないと思います。 ほんとに純粋な「石けん」で洗うと、強アルカリのため、アルカリで溶ける、タンパク質・髪の毛のキューティクルは、荒れます。キシキシするのは、勘違いなどではなく化学的変化の結果です。 毛束をかきわけてる場合じゃない、すぐ髪の毛全体をバシャッと、リンス剤に漬けて「弱酸性」に戻さないと、ボロボロになります。 「リンス剤」を省けないので、手間から言っても、実体験からいっても、界面活性剤がダメ、というなら、むしろ「お湯洗い」のほうがマシでわ?と思います。

シャンプーだけでいい

むかしは、普通にリンスも使っていたんですが、シャンプーだけでも良いというか、だけのほうが良いってことが実感できるようになったので、最近はシャンプーだけです。 アミノ酸系のものであれば、事実上リンスが要らないといことは、化学的にも、妥当なようですしね。逆にいえば、洗濯に昔は柔軟剤などなかったのと同じで、洗浄力が強すぎるから、あとで、戻していただけ? シャンプーに限らずですが、同じものだけを、ず====っと使ってると、それが無くなってしまったとき、困るのと(これが結構あって、実は今も一つ消えかけてます(><;) 偏りができて、耐性ができたりしてアレルゲンを作るかもしれない・・・等々 ま、賢い消費者としては、キャンペーンとか、お得な時があれば、ソレ買いたいってのもありますけどね(-""-;) 肌断食の流れで、一旦シャンプー断ちもしてみたけど。。。毛量が多いと、結果としては、やはりシャンプーは使ったほうが、気持ちも良い、とうことに落ち着きました。 男性や、女性でベリベリショートなら、「湯シャン」はアリかもしれません。
参考資料: 無添加化粧品【nesno(ネスノ)公式通販サイト】 nesno(ネスノ)で使用する成分を解説~メタケイ酸・カルシウム・マグネシウムなど コスメ 瑠璃香 大手有名シャンプーを斬る1