今回の旅行のメインは庭園と、ハリーポッターのロケ地を巡ること。

ロケ地といってもたかだか5ヶ所なんですが(..)

ハリーポッターの旅の旅程

ロンドン近郊だし楽勝!のはずが、道に迷ったり、予定外の道草をくってしまったり、でなかなか予定通りに進まなかった。

やはり 1日 1ヶ所が限度。

オックスフォードのクライストチャーチ校とグロスターの大聖堂は、どちらも大きな街なので比較的行きやすかったが、レイコック村 レイコック は不便。

レイコック寺院という名ながら、実際には個人邸となって久しく、修道院の面影は殆ど無い。

ナショナルトラストの手で、古い家並みが、それこそセットのように保存されている。

実際に今も現役の住居なのはすごいことだが、ロケ場所としては、回廊だけ ( 実はハリーの生家の撮影に使われた家もあったらしいが ) なので、たどり着くのに使う労力を思うと、ひとによっては、ちょっと “ がっくり ” くるかも…

滞在時には知らなかったが、ちょうどハリーポッターが撮影されていたヴァージニア・ウォ-ター近くに偶然宿を取っていた。6 月上旬だった為、スレ違いだったのが残念。

ただ、この辺は特にヤヤコシイので、要注意。マジで行き倒れる可能性大。

英国にはハリーポッターの ロケ地ツアー ( 英語、個人用 ) があり、ロンドンからの送迎付き 7 時間など、コースも幾つかあるようなので、レイコックへは下手に公共交通機関に頼るよりは、こういうツアーを探すと便利かもしれない。

回廊は、そもそもが修道士の生活の場なので、肩を出した服装はあまり歓迎されない。

これはキリスト教に限ったことではないが、宗教建築に入場する時は一応、肩を隠せるような上着、ショールなどを持参されるほうが、トラブルに合わずにすむので、お勧め。

今どき入場拒否まではないと思うけど、信者にとっては神聖な場所なので、特に年配の方の目は厳しい。遠路はるばる訪ねて行くのですから、気持ちよく過ごしたいですよね

キングスクロス駅9 と 3/4 番線

St.Pancras駅最初に目指したのは、9 と 3/4 番線があるロンドンのキングスクロス:King’sCross駅と、二人の乗ったフォードが、時計塔をかすめて飛んでゆくセントパンクロス:St.Pancras駅。

この二つはなぜだか隣り合って建っているので好都合だったが、運悪く時計塔の下が工事中。写真を撮るのに苦労した。

確かにセントパンクロス:St.Pancras駅のほうがキングスクロスよりは絵になる駅である。

キングスクロス駅はエディンバラ、ヨーク、湖水地方方面の列車が発着。8 番線までと、9 番以降のプラットフォームは別の場所にあり、その辺からも9 と 3/4 番線とつけたのかな?と思った。

今は途中に 9 と 3/4 番線と書いた記念写真用スポットも用意されていて、ひっきりなしに誰か彼か撮影している。

実際に使われたプラットフォームは全然違う場所で、私達が行ったときは入り口が閉じられていた。

陸橋も、なぜだか白いパネルが内側に張られていたので、ちょっと雰囲気が… でも、ここなんだろう、きっと。

時計が写る位置だったので、どうせなら 11 時頃に来れば良かった、と反省。

大きな本屋もキングスクロス駅構内にあり、新刊発売日には、さぞ大変なことだろう、と推察。

「 そう言えば、そろそろ新刊が発売だよね? 何日だっけ? 」 そもそも英国滞在中に発売されるのかどうかすら知らない事を、この時発見。

わざわざ英国までロケ地巡礼に行くくらいだから、相当気骨のあるファンだと誤解されているだろうが、実態は真摯なファンにはほど遠い、我々なのであった。

発売日は英国最終日であることが後に判明。
買って帰る気でいたが、実物の分厚さを見て、即挫折。

なんなんだこの厚さは!カバンに入らないじゃないか!

表紙絵の紙袋がレジにあって、“ 本を買えば、あれに入れてくれるわけね ” と思うものの、さすがに無謀なので、薄っぺらい “ Movie Sticker Book ” を購入。

すると店員さんが、件の紙袋を指し 「要る?」 なんてやさしいんだっ!

他ではついぞ見かけなかったこの紙袋。思いがけずも、嬉しいお土産に。本場? まで行った甲斐があったというものだ

クライストチャーチ:Christ Church

Christ Church の入口にはロケシーンの立て看板があり、親切?

まずは、現役の食堂でもあるグレートホール。

ホール自体が映画に使われていたわけではないが、ここをモデルに作られただけあって、雰囲気などはそっくり。

セットに迷い込んだようで、なんだかドキドキする。私には、とてもエキサイティングな体験。

壁面には、ずら~っと 「クライストチャーチ・カレッジ卒業の著名人」達の肖像画が架かっていて、壮観。

高名な学者は言うに及ばず、13 名もの首相経験者など。

机には夕食用のセッティングがされていて、まさしくホグワーツの食堂のよう。

厨房も見えるし、アイスクリームやジュースを売る売店 ( 学生用 ) などが、現役の学食!であることを証明している

“ 今日のメニュー ” もちゃんと掲示されていた。味はともかく、学食ですら、こんな雰囲気だなんて、とても贅沢な気がする。

※上記壁面の絵画、及び食堂のお味につきましては、後日、こちらで寄宿生活を体験された ロンドン憶良氏 より、情報を戴きました。「 大食堂は結構いい味でした 」 とのことです。ここでの寄宿生活なんて、いや、まったく羨ましい!

ホールの中央には “ 不思議の国のアリス ” ゆかりのステンドグラスが、暖炉には “ トランプの女王 ” のちいさな飾りがあり、アリスファンにも特別な場所。

ハリーのロケに使われたのは、ここに至る階段ホールと食堂の入口。扇状の天井飾りがとても印象的。

ホグワーツ入学時にマクゴナガル先生が立っていた場所。映画の最後のほうでロンとハーマイオニーが立っていた場所でもある。

2 話ではハリーとロンが荷物を置いて、学校に向かうシーンと、 トム・リドルの回想場面に使われている。

次は聖堂。なにかとお騒がせなヘンリー八世が中興の祖で、クライストチャーチの名もその時から使われだしたとか…

天井の一部が木組み。ニュージーランドのその名も同じ、クライストチャーチの大聖堂と同じだったので、ちょっと感動。船底を逆にしたような、独特の形状が印象的だったので、よく覚えている。

ホールや回廊と同じ扇状天井の箇所もある。凝った造りの鉄柵や床、排水講の蓋など、見所も多い。

バーンジョーンズのステンドグラスは優美でたおやか。教会にはめずらしい絵画的なステンドグラスにも目を奪われれる

すっかり当初の目的を忘れ、あれこれと見とれて廻るが、回廊に着いたとたん、一気にミーハー化。

こういう廊下のような処を見て喜ぶこと自体珍しいが、それが映画の魔力である。

具体的なシーンはよく判らなかったが、ムードはばっちり。

どこでも追い立てられたりしないので、ゆっくり見て廻ることが出来るのでうれしい。

写真撮影も大丈夫だったし、案内のオジサマも親切。ギフトショップもあるが、ハリー関係は新参のせいか少なめ ( それでも、一応あるにはある。他のところには、そんなものは無かったからエライ? )

グロスター大聖堂:Gloucester Cathedral

グロスター大聖堂は規模も大きく、壮麗で、ランチも含め5 時間もかかってしまった。

ここも写真撮影は大丈夫だったが、3 ポンド位寄付してね、と書いてあった。

私達の行った日はイベントがあったので、通常の入口ではなく、南翼から入場したため最後に寄付のことを知り、冷や汗。まぁ、でも撮影禁止でなくて幸いだった。

本来の入口部分には映画のシーンが四面もの大きなパネルで展示されていて、 大聖堂のサイト にはどのシーンに使われたか、とか、信者の女の子が持っていた映画の小道具、ホグワーツからの “ 入学案内の手紙 ” などの情報が読める(英語)。日本語でも、ほんのちょっと説明あり。

というわけで、回廊に直行出来なかった代わりに、内陣という、主に聖職者や有力者のための場所を必然的に通ることになった。

一般信者の席との境を兼ねた、絢爛豪華なパイプオルガン。ランプの列が装飾的な聖歌隊の席、聖書の物語が描かれた床タイル、不思議な感じでそそり立っている 22 メートルものステンドグラス等々、荘厳な雰囲気を漂わせる内陣と、そこをとりまく回廊。行列用の十字架や古い王族の棺など、じっくり観賞することが出来た。

漂う空気も、清々しい気がするような場所もあって、感動する。

が、またしても回廊に足を踏み入れたとたんにハリーワールドにジャーンプ。

血文字の壁2 話で血文字が描かれていた壁が、早速お出迎え。

うわ~おっ! なにが嬉しいんだか、とってもハッピィである。

突き当たりの赤いドアにも見覚えがあるぞ!などなど年甲斐もなくはしゃぎまわる。回廊は 4 面全て少しづつ装飾が違う。

1 作目でトロールが出てきた廊下、二人がその時隠れた場所、監督生が引率して出て行くシーン、2 作目でミセスノリスが石化していた場所、血文字のシーンなどで登場。

回廊の途中にトイレと食堂に通じる階段があり、折角なのでここで昼食。

簡単なカフェテリアで気楽。友人は本来なら “ 付け合せのサラダ ” としてあったピラフもどきを、付け合せにも満たない量で注文。

「 本当に、ほんと~うにっ、たったこれだけでいいの? 」 と念をおされつつ、「 それでいいのだ 」 と盛り付けてもらう。私は尋常なジャケットポテトを尋常の 2/3 ほど入れてもらう。サラダは取り放題。

一度くらいはここで、回廊1何か食べたかも… などと妄想しながらの昼食も楽しかった

ランチも終えて、回廊をぐるぐるおさらいしてから出口 ( 本来は入口 ) に向かう。

ハリーのパネルは親切にもスグ目につくようにでで~んと、屏風のように置いてあった。

別口から入って正解だったかもしれない。先にこんなパネルを見たら、もう舞い上がってしまい、この古くて美しい聖堂の良さを観賞するだけの余裕が無かったかもしれない。

もっとも、ここがロケ地でなければ、そもそもこの聖堂にまで足を伸ばすことも無かったと思うので、望外のオマケだったと言える。

レイコック寺院:Lacock Abbey

レイコック寺院のある村はBATH から 20 分くらいの場所。ロンドンからだと車で 2 時間程ではないかと思う。

M4 を 17 ジャンクションで降り、A350 を南下、看板が出てくるので、指示通りに小道に入る。

その先に 800 年ほど昔にタイムスリップした村と レイコック寺院 が待っている。

駐車場は無料。広々した野っ原で、ナショナルトラストのボランティアから地図をもらい、いざ見学に…

木の小道を抜けたら、タルボットミュージアムが見える。

寺院の入口はてっきり別だと思い、広い庭に沿って歩くも、それらしき様子も兆候もなく、また引き返す。ミュージアムを抜けないと、寺院にはたどり着けない仕組みなのであった。

ちょっとぐったりしたものの、気を取り直して寺院に向かう。

寺院の入口で、入場料を徴収される。が、実際には、ハリーのロケ地はこの寺院の中ではなく、外 ( というか、回廊へは内部からは行けない )

この時は知らなかったが、寺院に入らず、回廊に直行するなら、入場料は安くなるらしい。

それはともかく、寺院のナカはやけに埃っぽく、掃除しているんだろうか? なんか、悪いカビとかが漂っていそうな、不安な感じである。内部は絵画がずら~っと、館の持ち主の家具などと共に展示されている。ちょっと風変りな、田舎の領主の邸宅、という感じである。

途中回廊を窓から眺められるのだが、それらしい連絡通路は見当たらず、ここは見るだけなんだなぁ~と思いながら入口に戻る。

回廊はボランティアのくれたリーフレットには載っていたので、念のため確認。

案内のボランティア氏によると、館を出て、左とのこと。ちょっとショック。でも、その場に行けるのは嬉しかった。勇気? を出して聞かなかったら、みすみす見逃すところだった。ともあれ回廊へと急ぐ。

館とは打って変わって、よく手入れされた芝生が美しい。

さすがに古い寺院跡である。ちょっと怖いような部屋もある。

ホグワーツの教室として、みぞの鏡のあった部屋として登場する部屋が左。

廊下も、バジリスクの声を追いかけるシーンなど、切れ切れながらにグロスターの回廊と上手く組み合わせて使用されていて、回廊感心する。まさしく職人芸である。ここの寺院の館内は撮影禁止だが、回廊は OK。

ここにも撮影のパネルがあったが、ここでのシーンではない気がした。回廊にいたのは、ほとんどがハリーファン。大人も子供も、白人黒人東洋人みんなゆずりあっての大撮影会。

全員ニコニコ顔である。原作も、もちろんだが、改めて映画の力を感じた瞬間である。村の National Trust 店では、どうみても “ もれ鍋 ” のモデルの薬草鍋が写ったカードが売られていたが、実物は回廊には無かったのが残念だった。

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