夏

日傘の色の選び方に正解はあるのか?色への感心が強いわたくしとしては 日傘の色と紫外線防止効果の関係 に興味をそそられ、調べてみました。
日傘の色の選び方
結論から言うとUV加工されていれば傘の表・外側の色はなんだってOK。 傘の裏地・内側の色が黒 いほうが 日焼けしにくい日傘の色 になります。むしろ 外側の色は涼やかな色 を選ぶほうが、見た目に涼感があっていいかもしれません。

UVカット加工された生地では紫外線の反射率や遮光率は色にかかわらず同じになるように作られているので 色による効果の差はない からです。というかUV加工の結果にバラつきが出たらそのほうが困る(^o^;)

上から降ってくる光や熱に対しては、そもそも布一枚あるだけでも、かなり防げます。

UVカット効果のある焼けない色

とはいえ、やはり色による紫外線カット率の差は服などを選ぶ時の参考にもなりますので探したところ 2019年5月16日配信のウェザーニュース に掲載されていたUV-A UV-B両方の紫外線カット効果・遮蔽率を色によって比べたグラフがわかりやすかったので、転載させていただきました↓↓↓↓
UVカット率の高い色
引用元: ウェザーニュース
地上175㎝の位置に実際に日傘の形状で実験しているので、かなり実情に近いと思われます。しかも白が基準なので、わかりやすい!

で、結果は、黒>黄色>白>ピンク

黒は順当だと思いますが、アレッ?と思ったのが黄色。白より黄色のほうが効果が高い んですね(@_@)

黄色の染料が青色光を吸収する性質のせいで、黄色の 可視光をよく通すのに紫外線を遮断する性質 はサングラスにも使われているんですって!

ただ、これはあくまで「色だけの実験」であり、UV加工されている製品であれば色による優劣はなく、むしろ紫外線防止効果の数値だけが意味を持ちます。
UVカット率などの表示例
UVカット・UV遮蔽・紫外線対策加工など、UV加工の名称は特に統一されてはいないので、そっちのほうが問題なんじゃないか、という気がするのはわたくしだけでしょうか?

日傘の色は裏地のほうが重要

ん==じゃぁ何色を選んでもいいのか?というと、傘の外側に関しては、UV加工されたものであれば、はい。何色でもオッケですが、問題は日傘の裏生地・傘の内側の色。

太陽光は上からだけ降ってくるわけじゃありません。雨が地面から跳ねかえるように 地面からも跳ねかえっています スキー場で雪焼けするのと同じ理屈ですね。
地面からの照り返し
さらに傘の中でも、写真のレフ版よろしく効率よく跳ね返ります。上から透過した光に加えて地面から跳ねかえった光が、狭い傘の中では簡単に往復・乱反射してしまいます。

白はすべての色を反射してできる色・黒はすべての色を吸収してできる色。どんな色も吸収されて反射しにくい 黒は色褪せも防いでくれる ということになります。
黒で色褪せを防ぐ
これが傘の裏は黒い色のほうが好い 理由です。

単純に上から降り注ぐ陽射しからの日焼けを防ぐことに加え、地面の照り返し、さらには傘の中での2次的な乱反射まで考えると、傘の内側では光を吸収してくれる黒など濃い色を選べば

徹底的に日に焼けない、お肌に優しい 「美肌」効果のある日傘 というわけです。まさに「夜目・遠目・傘のうち」ですね(^o^;)
美肌効果のある日傘
見た目の涼しさは外側で、お肌の美しさは内側でゲット(^-^)が正しい日傘の色の選び方!

遮光とUVカット・素材や加工の差

UVカット加工にはいろいろあるんですが「遮光」とあれば紫外線を含む太陽光全体をカットするので、日に焼けないだけなく熱も遮ってくれます。

一方「UVカット」は紫外線だけをカットする加工で、この2つは結構違います。
UVカットの例
また「遮光」できると紫外線だけでなく太陽光そのものを遮るので「遮熱」機能が加わり、カンカン照りでも熱をあまり感じることなく過ごすことができます。

真夏に外回りする人だと「遮光」されていないと意味なし!と言えるくらい違います。
遮光生地の差
熱以外の影響でいえば「ヘアダイ:白髪染めやカラーリング」への影響があります。

UVカットだけだと↓↓↓↓こんな感じで紫外線以外の光は傘を通ってしまうため、色褪せの一因になります。
UNカットだけの傘
ヘアカラーを長持ちさせたい時も、太陽光全般を遮ってくれる「遮光」がお勧め。
遮光生地は光を通さない
「遮光傘」には自明のこととして「遮熱」表示を併記していない製品も多いんですが

「遮光」だけで「%」の数値が無いと、買う時に「UVカット99%より性能が低いのかな?」と、迷ってしまいますよね?

日傘全般に、もうちょっと親切な表示に統一してもらいたいものです。

遮光 日傘の素材

100%遮光という割にお安い日傘と、お高い日傘があります。今はどちらも中国製の物が多く、いったいこの倍以上ある値段の差はなんなの?と不思議に思って調べたところ、素材に差があることがわかりました。

遮光生地を使った日傘

遮光フィルムを布に張り合わせた「ラミネート加工」「ボンディングタイプ」など種類はありますが、2枚を張り合わせたり「遮光機能」をもたせた特殊な生地で造られているのがお高いほうの日傘。
ラミネート加工の例
画像引用元:リーベン
生地そのものに効果があるため、経年劣化や摩擦でボロボロと傘から一部がはがれて落ちてくるようなことはなく、基本的に生地に穴があかないかぎり遮光性能が持続します。

繊維から開発された生地や、異なるタイプの2枚の生地を張り合わせる高度な技術で作られた日本製の生地が多いのも特徴です。当然ながら高価です。
帝人の遮熱生地比較
ただ、高価な傘にはまだまだ昔ながらの自然素材にスプレー加工した風合いを優先した優雅な日傘のも多いので、値段だけで判断はできないのが、ちと厄介です。

生地に自信のあるメーカーさんは「一般財団法人カケンテストセンター」のテスト結果を付けているのことも多いので、それだとわかりやすくパーフェクトです。

UVカット・コーティング日傘

安価ながら完全遮光・遮熱を謳っている日傘は布にポリウレタンコーティング(PUコーティング)など、吹き付けているコーティング傘。

昔はベタベタしていましたが、今ではべたつきもなく遮熱効果のあるコーティング剤ができ、機能だけを比べるなら、新品時は特に劣る点はないようです。

問題は劣化までの時間ですね。ボロボロとはがれたような箇所から光が透けてるような傘が手持ちの中にあれば、それがコーティング傘です。
コーティングは劣化するとはげ落ちてくる
生地にコーティング剤を吹き付ける仕様ですので、特に折り畳み傘では折る箇所で擦れてコーティングがはがれやすくなります。

コーティングについては専門店の「日傘専門店リーベン」さんが詳しく説明されていますが、正直にコーティングの厚みや劣化に関しても書かれています。興味がおありの方はリーベンさんの説明をどうぞ⇒ 外側遮熱ひんやり傘
地面からの照り返し
劣化の速さがお値段相応ですが、無いよりはよほどマシ。まだ日傘慣れしなくて、差してくれるかどうかわからない男子や舅へのプレゼントとか、子供用には最適かも(..)

日傘のサイズ

日傘の長傘は短めのバリエーション・ショートサイズやミドルサイズがあり、画像ではわかりにくいのでネットで買う時には数字もちゃんと確認して買うほうがいいです。

目安としてはこんな感じです。
・ショート:親骨45~50㎝ 全長63~74㎝ 開傘直径80~85㎝
・ミドル:親骨55㎝前後 全長80㎝前後 開傘直径85~90㎝
・ロング:親骨58~60㎝ 全長84~88㎝ 開傘直径100~105cm
・男性用:親骨65㎝ 全長84~90㎝前後 開傘直径107~118cm

参考までに、雨傘では全長サイズは女性用でも男性用と同じくらいですが、持ち手が長くなっているだけで、傘を開いたときの直径サイズはミドル~ロングが多いです。
色んな色の傘
傘は親骨の形で直径が変わりますので、パゴダ式のデザインだと親骨が長くても直径は小さくなります。

大きいほうが腕も焼けにくく子供を背負っているときなどにも便利ですが、人の多い都会で使うにはショートのほうが使いやすいので、こればっかりは個人の趣味と生活環境次第ですね。
荷物になる折りたたみ傘
折り畳み傘だと荷物として持ち歩かねばならず、かさばるので、わたくしのようなお年頃(アラウンド還暦)の方にプレゼントされるなら、きちんとした長さの長傘のほうが喜ばれるかもしれません。

完全遮光・長傘4選

日傘では「長傘」が探しにくくて往生したのと、劣化なく長く使える「遮光生地」製品を探すのもなかなか大変だったので、長傘の自薦メモ。
裏が黒い遮光傘
価格相応に生地は日本製・骨組みもアルミやカーボン・グラスファイバーなど軽量で強度のある素材が多いです。グラスファイバーだとで弾力性があるので強風でも折れ曲がってしまう事がなく安心です。

傘内側の照り返しの重要性が指摘されてからは、当然ブラックなどダークカラーになっている点も流石だなと感じました。
classioの内側が黒い日傘
いいな、と思った中には偶然にも神戸のお店が2つもあってビックリ(@_@) 凝った日傘持っている方をよくみかけるけど、近所で売ってるのね!というわけでおススメ傘リスト行きまぁす!

小宮商店

まずは純国産の完全遮光・日傘ということで、トップバッターは小宮商店さんです。

小宮商店さんは遮熱生地をいち早く取り入れた国産傘工房。職人さんの技と生地。両方を兼ね備えた才色兼備な傘が多いのがウレシイです。

中骨は最近では珍しい樫の木。重そうに感じますが370g軽量なのも素晴らしい。

小宮商店 オーガニックシェード 一級遮光 ➤

芦屋ロサブラン Rosa Blanc

帽子・ウェアも揃う芦屋マダムご用達の店。
徒歩ならJR芦屋駅から。バスを使うなら阪急・阪神からも行けます。

美STなど雑誌の常連で「映え」る製品が多いのが強み。楽天店は公式ショップです。フランスの有名メーカー、ギィ・ド・ジャンも扱っています。

UVカット率比較・犬がモデル
遮光モデルにワンちゃんが登場しているところが芦屋~~~

日傘以外にもサンバイザーなど関連する製品の品ぞろえが半端ないです。めずらしいところで自転車のハンドルカバーなどもあり。いちいちオサレなところが素敵。

日傘の生地は日本製・製造は中国。骨はアルミ・カーボン・グラスファイバー

クラシコ CLASSICO

各ショッピングサイトに公式販売ページがあり、どこからでも安心して買えます。ラージの日傘がワンアイテムしかなく2番目に置いていますが、ショート・ミドル丈にはデザイン色の種類が沢山あります。刺繍傘もあります。

生地は日本製・製造は中国ですが6か月の修理保証期間があります。
骨はアルミとグラスファイバー

サンバリア:Sun Barrier100

公式オンラインショップ以外では買えないことと、夏には在庫切れで買えないことのほうが多いので4番手に置かせて頂きました。

サンバリア
バリアと名前につけているくらい、日光アレルギーの方でも安心して使える100%の遮光をうたっています。

生地は日本製・組み立ては中国。
骨はアルミとカーボン素材です。保証期間は6か月。

夏場は見つけたら即買え!って感じですね(^o^;)

サンバリアさんには実店舗はありませんが、兵庫県神戸市の雑貨屋さんHand in Handでほぼ全商品を扱っておられるようです。当然ながら夏場は完売している可能性が高いので、お目当てがサンバリアだけなら、出かける前にお電話で確認されたほうがいいかもしれません。

取り扱い店舗(傘のオンライン販売は無し)⇒ Hand in Hand
最寄りの駅は2つあります。
・阪急岡本駅 南へ徒歩3分
・JR摂津本山駅 北へ徒歩5分

国産メーカー

生地・組み立てともに完全な日本製の日傘を扱う会社です。当然ながらお高め。

レースだったり特殊な染生地をつかっていたり、と素敵な日傘は沢山ありますが、まだ遮熱生地などへのシフトが完全ではないため、酷暑の下で涼しげに使うには厳しいモノがあるので、別項目にしました。

機能だけみれば足りない点もあるんですが、傘そのものの格であったり優雅さに秀でています。

今後は生地のほうが進化していくと思うので、職人のなり手不足などもあると思いますが、国産の傘メーカーさんには是非とも生き延びてもらいたいです。

前原光榮商店

言わずとしれた皇室御用達の傘メーカー。

日傘では凝ったレースのパラソルなど、いかにも深窓の奥方様・お嬢様のためにあつらえられた傘という風情が漂います。

かさ工房 WAKAOワカオ

数少ない国産手作りの傘メーカーの一つ「かさ工房 WAKAOワカオ」さん。

「かさ工房 WAKAOワカオ」には素敵な日傘はたくさんあるんですが、現状では遮熱までOKと表示されているものが「みや竹」という傘専門店さんとのコラボした一本だけのようです。

「みや竹」オリジナルの生地はユニチカのCX-サラクールという軽量素材。
色はベージュ・黒・ネイビーの3色展開
ユニセックス仕様の折りたたみ傘。

ユビオン・プレミアム・ホワイト:Premium White

組み立てまでほとんど日本製のなかでは、価格的にこなれた製品が多いユビオン。

265gと非常に軽く、プリント柄が傘の内側・裏地分部に施され色があせにくく柄のでかたにも品があるのが特色。

「プレミアム・ホワイト」という名前が示すとおり 遮熱生地なのに白い ことにこだわっているブランド。顔が綺麗に見えるように、また、瞳孔の変化が急激にならないように、という理由からだそう。

特筆すべきは、生地に 光触媒加工がされているので、殺菌効果が高く 職場的に衛生状態が気になる食品・医療・介護の現場で働く人には安心して使えるメリットももあります。

「プレミアムホワイト」も、シーズン中はほぼ売り切れ状態なので、オフシーズンに買っておくことをおススメします(^o^;)

日傘の裏が黒いのがイヤな方や、UVケアは化粧品でもしているし、照り返しまで神経質に考えなくてもイイワという方には超おススメ。

日傘男子

やっと復権の兆しがでてきた男性用日傘。デパートでも売り上げは好調なようですね。
わたくしたちの祖父の世代だと、ふつうに男性用日傘はまだ健在で、夏には日傘さしていた姿を思い出します。

高齢者にはやはり長傘をおススメしたいところです。杖代わりにもなる実用的な面からはもちろん、断然カッコイイですよね。

現役世代はさすがに長傘をずっと持ってるわけにもいかないでしょうから「折り畳みの晴雨兼用」ってことになるんでしょうけどね(^o^;)

小宮商店の日本製男性用日傘

コーティングではない、きちんとした遮熱生地をつかった日傘は、男性用はまだあまりみかけないので、とりあえず小宮商店さんの製品です↓↓↓↓

かさ工房 WAKAOワカオ

国産手作りの傘工房の男性用です。
上に載せた製品 と違い、こちらの長傘は麻の傘というだけで遮熱加工などはされていないようです。

遮熱対策した日傘は傘専門店「みや竹」のオリジナル仕様にあります。

サンバリア100:Sun Barrier100

特に男性用というカテゴリーはありませんが、LLサイズは男性が使えるサイズだと思います。

サンバリアLLサイズ日傘

ユビオンUVION

女性用白い日傘「プレミアムホワイト」で有名なユビオンの男性用日傘。

東レのサマーシールドという日本製生地を使った遮熱・遮光・耐風のグラスファイバー16本骨・長傘

最強の一本という感じですね。

リーベンLIEBEN

大半がコーティング傘なので、ラストに置きましたが、クールプラスはきちんとした遮光・遮熱生地を使った長傘。

親骨はグラスファイバー・中棒はアルミ。

性能が良く、廉価な製品が多い「リーベン」
それでもコーティングじゃなければ6000円はします。値段はただ取らないってことですね( 一一)

以上、独断による 色で失敗しない日傘購入リスト でした。

年々温度は上がってきている今、どうせ新しく購入するのなら、紫外線だけでなく、熱も防いでくれる「遮熱生地」日傘を買わない手はないと思います。

「日傘」と入れれば出てくるのはほとんどが中国製の安価なコーティングの折りたたみ傘。こんなのしかないの?と、ちょっとショックだったこともあり、きちんとした生地の長傘をメインに探してみました。

日傘選びの参考になれば幸いです。

また、サーチしていくうちに機能一点張りだけでない、素敵な傘も沢山発見したので、それはまた別途 日傘でエレガンスを極める ♥ オシャレで上品な高級日傘 にまとめました。

持つだけで楽しくなるような日傘がいっぱいあって、これはこれで素敵!