リフォームというのは、新築ではないから、下地と呼ばれる部分には、
多かれ少なかれ経年劣化があります。
そこをキチンと説明せずに、某CMのように「新築みたいになる」と信じて改装すると、仕上がりとのギャップで、不満がでるときがあります。
下地という魔物
下地というのは、壁紙を貼る前のボードや
カーペットやフローリングなどの床材を貼る前の状態のことを言います。
「新築並み」と銘打つところは、じつは一旦全部壊して下地をほとんど入れ替える・全面改装の工法をとることが多く、それだとたしかに、壁紙や床の下地は「新築と同じ条件」になります。
仕上がりも「新築同様」であたりまえっちゃ当たり前なんです。
が、一般的な改装、今あるものを剥がしてやり直すような、一部分だけを触るふつうのリフォームだと剥がす段階で、まず綺麗に完璧な状態まで剥がせません。
なので、次そこに使う物に気を付けないと、モロに粗が目立ってしまうことになります。
シールを剥がすときの、あの苦労?を思い出してもらえばわかると思いますが、シツコイものだとあちこちに剥がせない部分が残りますよね、あんな感じです。
薄紙一枚程度なら大したことないように思えるでしょうが、これがなかなか・・・
人間の目というのは、かなり精巧なのか、ほんのちょっとの違和感にも反応するようで、選ぶものによってはかなり気になるんです。
なので、下地の良しあしは仕上がり ⇒ 満足度に大きく影響します。
ここで哀しい?のは、もし不満な出来でも、もう一度同じような行程でやり直すくらいでは、下地はさらに悪くなる可能性大なので、結果もあまり期待できないところです。
よほどひどい場合は、下地からまっさらにして職人も変えてもらって、やり直すしかないけど、そこまで酷いこともマレなのが、そこも、これまた難しいところです。