馬油とミツロウでつくられたクリーム、という、ありそうでなかったのが「しらさぎクリーム」という製品です。
なぜ「しらさぎ」かというと、姫路の会社だからですが(^o^;)
正直使ってみるまでは、別に馬油だけでいんでね?と、思っていたわたくし・・・
意外と差があることがわかって、オドロキました。油分の配合バランスだけで成り立っているので界面活性剤も無し。いわゆるイイトコ取り~って奴ですね。
クリームの質感とか
なんだか硬そうに見えますし、事実、最初は、ガガガッとスパチュラで削るような感じで、硬めな感触でしたが、わりとすぐ柔らかくなります。
手の甲にのせたら、あっという間に液状化したので、体温程度で溶けるくらいの配合なのだと思います。一旦、液体っぽくなり、伸びたら、あとはもう馬油みたいなもので、伸びまくります。
ミツロウだけでも、伸びはしますが、ここまで広がらないし、液体のような感じにはなりません。
ちょっと、写真がボケていますが、横に置いたクリーム状の馬油と比べてみると、しらさぎクリームの、硬そうな感じがわかってもらえるでしょうか。
馬油のイイトコ
馬油の良いところは、使ったことのある方ならわかると思いますが、浸透の速さです。
使ったあとも、べたべたが残らないんですが。逆にいえば、表面にあまり残らないので、足がガサガサしている冬場などには、ちょっと物足なかったりします。
抗炎症や、抗酸化、殺菌など、馬油そのものにも、沢山の魅力がありますが、無香なので、アロマ精油のキャリアオイルとしても、使いやすいです。
馬油で、一番効果を感じるのは、火傷の時です。最近も立て続けに火傷をして、改めてそのパワーを実感しました。
直ぐに馬油を塗った傷は早く、キレイに、治っていまや、どこを火傷したものやら、わからないのに、冷やしたものの、馬油を忘れていたほうは、シミになってしまいました(ノ_ _)ノ
ミツロウの良いところ
ミツロウのほうは、殺菌と防護力、というのか、ロウというだけあって、カバー力があります。
ただ、蜂蜜アレルギーのある人は、用心して使うほうがいいかも。
一回目は大丈夫でも、2回目にアレルギーを発症することもあるので、2回目でかゆみ・赤みがでたら、念のため、中止したほうがいいかもしれないです。
プロポリスがやはり、ミツバチ由来ものもであることでもわかるように、ミツロウそのものに、殺菌力があります。
ワックスなので、肌表面にとどまって、角質の水分を保護してくれるので、保湿材、乾燥をふせぐクリームとして、おススメできます。
ホホバオイル
しらさぎクリームには、ホホバオイルも表示されているので、ついでに(^o^;)かくと
ホホバオイルは、液状ですが、性質としては「植物性ワックス」という、門外漢にはなにやらワケわからんようなもの。恐らくは分子式などがワックスなのかな。
実際には、人間の皮脂に似ているとかで、アロマセラピーの世界でも浸透性の高いキャリアオイルとして有名です。
ホホバと馬油、どちらも浸透は早いのですが、肌表面に膜っぽくなるのは、ホホバかも???と思います。が、体感としては、差と言えるほどの差はない気がします。
保湿・乾燥対策クリームとして◎
浸透のいい馬油やホホバと、蜜蝋とを混ぜたことで、肌表面にちょっとバリア感が出るのがいいですねぇ~~
かかとや、肘など、角質のターンオーバーが乱れやすく、古く硬くなってしまいがちですが、わりと早く、皮膚がしっとり、やわらくなるので、それから、踵用のやすりで整えると、皮膚も傷つかず、キレイが長持ちします。
馬油だけでもたしかに、柔らかくなるんですが、やはり、表面がカバーされるほうが、ターンオーバーの正常化が早く進むような気がします。
馬油とのほうがホホバで保湿。ミツロウで乾燥対策、というバランスが肌にあうようで、非常に使い勝手がいいのに驚きました。
肌断食したいけどワセリンが使えない人にも ♥
肌断食の初期には、宇津木先生はワセリンだけが使用可能、と書いておられますが、わたくしのようにワセリンが使えない、って、多分他にもいらっしゃるはず。
そいういう人間にも、ポリマーとかシリコンとか、が入らない、人工的な成分のないクリーム、という点で、ワセリン代替になる気がします。
油分の配合バランスはあっても、水分は含まないので、界面活性剤もつかわれていませんから、宇津木先生もある程度はナットクしてくださるんじゃないか、と思いますが(^o^;)
ポリマー類がはいってないので、変にツルッツルにならないあたり、いかにも自然な感じで、使用感も良い。
ワセリンをもし指に使ったら正直、料理できたのかな?と思いますが、まぁ、痒く無ければできたのかも・・・
石鹸で洗ったくらいではとれないワセリンは、たしかに皮膚の保護パワーは強いのでしょうけど、落としたいときには、まずオイルで緩めてふき取ってから洗わないといけないので、本末転倒にならないんでしょうか?
精製されていて、不純物がないとされていても、赤くなるし、痒いんですから、おなじ不純物なら抗菌作用のある蜜蝋でもいい気がしますが・・・
なんか「一番でなくちゃいけないですか?2番じゃいけないんでしょうか?」という名台詞を思い出しました。
もちろん、あらかじめ蜂成分がアレルゲンだとわかってるひとは、使っちゃだめですよ。
栄養クリームとしても❦
しらさぎクリームには精油で香りのついたラベンダー&ローズウッドだけでなく、無香料のものもあるので、いわゆるキッチンコスメのベースクリームとしても使えます。
馬油やホホバが含まれているので、ミツロウだけより、アロマセラピーの精油が混ぜやすく、使いやすいです。
精油の選び方によって、疲労回復や、筋肉の凝りなど、アフタースポーツ・ケアにも使えるし、シワや保湿アップ用の栄養クリームとしてもいい仕事してくれるはず。
特にわたくし世代ですと、フランキンセンスとネロリを入れたクリームを自作すれば、そんじょそこらの高級クリームに引けはとらない・・・。
ちなみに「しらさぎクリーム」は、30gなので15滴まで使っても、2.5%で、濃度的にはOKです。
なにより、界面活性剤など、余分なモノがないので、あれこれ悩む必要が無く、ストレスフリーなのが嬉しい❦
マッサージクリームとしても❦
「しらさぎクリーム」は蜜蝋がはいっているせいか、肌に乗せるまでは、上の画像のように一応?クリーム状なので、他人にマッサージする時に、便利。
自分用に使う時には、まぁいいんですが、動きの速い子供に使う時、意外と便利~~~
馬油だと、クリームと思って油断してると、結構ボタッと落ちたりして、シマッタなことが多かったのが、ほんのちょっと硬いだけで、それが無い。
特に、足裏マッサージとかね、ぽてっ、と置いてからす=っと伸ばせばいいので、自分の足でも扱いやすいです。
「しらさぎクリーム」は、30gなので15滴まで使っても、2.5%で、濃度的にはOKです。筋肉に使うならレモンとペパーミントがおススメ。リラックスならマジョラム・ラベンダーローズウッドなど。
頭の使い過ぎ?などにはレモングラスとイランイラン、パチュリーなどがおすすめです。
手荒れにも安心クリーム
食べても大丈夫なものだけで、できているので、料理直前に使っても気にならないのがグッドです。
いままでのハンドクリームだと、普通の時はいいんですが、化粧品の匂いが食材に移りそうで、結局洗ったり・・・
そもそも、今思えばシリコンなどが沢山入ってたんでしょう。ツヤツヤだけど、なんとな=く、突っ張るてる感じがありました。
これは、掃除しすぎてガザガサになった指先。ヒビのようになってしまった時
しらさぎクリームを塗ってみると・・・
どうみても脂塗った感じのテリがでていますね。
馬油でも、こんな感じになるんですが、馬油の場合は、指の中には浸み込んでる感がありますが、洗うと、見た目のヒビが、復活してることが多いです。表面にのこったものは、流れやすいんでしょうね。
しらさぎクリームだと、洗った後も、ツヤツヤすべすべ。
ミツロウはいちおう、蝋の一種になるせいか、多少の水仕事なら、バリアも保つし、ハンドクリームとしても優秀だよなぁ~と思いました。
最初に、蜜蝋と混ぜてみよう、と思いついたところがシャープですね!
2か月くらいが目安
合成保存料などを使わないため、長期保存には向きませんが、かといって冷蔵庫に保存する必要はないので、扱いは楽。
これは、1か月半くらいの様子。白い容器に白いクリームなので、わかりにくいけど、底が見えています。
30gでちょうど2か月くらい保つようで、ジャーにも書いてありましたが、分量も、よく計算されているなぁ、と思いました。
何度か精油を混ぜてしまったため、もう、かなりゆるくなっていますが、それでも蜜蝋のカバー力というのか、は健在で、ミツロウに、想像以上の効果があることに、驚いております。
有名ブランドではありませんが、固定ファンが多いというのもうなづけます。
「お客様ランチ会」というページがあるんですが、これがめっぽう面白い。実践的なヒントが沢山あったので、一読をおすすめしちゃいます(^o^;)
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天然成分のため長期保存にむかないので、少量販売をとるため、基本的に送料は無料ですが、
配達日を指定したい場合は、有料になるそうです。
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