ケーブルTVと契約していれば無料で見られる・・・と思うんですが9月から「シネフィルWOWOW」というチャンネルで、「新米刑事モース」オックスフォード事件簿を、シーズン1からシーズン4のCASE17(2話目)までを放映するはず・・・
我が家はWOWOWに加入しているので、逆に無料の「WOWOW」チャンネルがあることを、つい最近まで知りませんでした! 不覚( 一一)
こんなのがあるなら有料に入らなくてもヨカッタかもなど、と思ったいたら、いやぁ、ちゃぁんと差はつけてましたね(^o^;)
無料の「シネフィルWOWOW」ではシーズン4の2話目になるのかな?までしか放映されませんが、本家?WOWOWでは、7月時点ですでにシーズン4・シーズン5の終話CASE23まで放映されていました。
そりゃそーだよねぇ( 一一)けっこうお高い視聴料払ってるんだもん、それくらいの差はつけてくれなきゃですわ。おほほほ
こういうドラマを休みの間にガーッと集中して観たいようなときに、どーするか。
はい動画配信ですね(^-^)ドラマ一気見には特に便利だよね~
U-Nextも、観たいもの観ちゃったあと休止していたんですが、こゆ時一か月だけ払って、再開できるのがいいねぇ~
いや、その前にまずモース、U-NEXTで配信しているかをチェックせねばだな・・・とみてみると、いやぁ、サーチしやすくなっていますねぇ~
以前は入会前に作品を調べるには必死に「 U-NEXT「31日間無料お試し」見放題作品をサーチする方法 」という記事にしたくらい手間がかかったのに、今はサクッと検索窓にサーチしたい作品名を入れればOK。作品をいざ観よう、という段になって、初めてログインなり、新規登録をするように改良されました。
刑事モースって?
さて、その問題の
「新米刑事モース」オックスフォード事件簿:「刑事モース:Endeavour」 英国では2012年から、日本では2018年から放映されたいましたが、わたくしはWOWOW未加入の友人に録画代行を頼まれたのをきっかけに、知りました。
元々はコリン・デクスターの「警部モース」という小説があり。「警部モース」のドラマがあり、そのスピンオフとして出来たオリジナルのドラマです。日本での初出はNHK。海外ドラマの選択眼は確かですね。一話がだいたい90分の構成で、日本でいえばスペシャルバージョンの長さ。そのせいか、話が濃いし連発されません。
モース警部がまだ若いペーペーの新米だった頃のエピソードで、事件と並行して同僚とか先輩とか女友達とか、周辺事情がちょっとずづ描かれていて、なかなかにファン心をくすぐる造りになっとります。
ちなみに英語の原題は「刑事モース」ではなくモースのファーストネームである「エンデバー:ENDEAVOUR」
わたくしは録画を頼まれたシーズン4から見ていたので、シーズン1でみたモースは、なんだか危なっかしくてハラハラ・・・
定番キャラクターも「え?そーいうポジションだったの?」と驚いたり、知らない人がいたり、やはりドラマの最初のほうは人間関係もぎこちないというか、随分と雰囲気が違っていました。
ただ、サーズディ警部補は、初登場からヨカッタ!最初見たのは吹替で、特に違和感もなく格好よかったんですが、本人のお声がこれまた渋くて、迫力があって、モースなんか吹っ飛ぶくらい、インパクトがあり、コロッとサーズディファンになっちゃいました(^o^;)
というところで半分ネタバレの感想です。
「新米刑事モース」オックスフォード事件簿・シーズン1
Case 1 「新米刑事、最初の事件:Endeavour」
1965年の話。オックスフォードで15歳の少女・メアリーが行方不明になった事件。エンデバー・モース:Endeavour Morse巡査はオックスフォード市警カウリー署へ応援にやってきて、フレッド・サーズデイ:Fred Thursday警部補の下で動くことになった、という設定。
一話目は日本人にはちょっとわかりにくい、知的特権階級であるオックスフォード人種のいやらしさというか、コワさが出ていて、ぞ~~っとした。東大とか秀才の団体でもこ~~んな感じはない。
モースが秀才としてオックスフォードでは名前が知れていたっぽいことがわかるようにもなっていて、頭いいんだろうな~~というのが感じとれるように描かれてます。
わたくしはそこまでアクセントを聞き分けられないけど、多分エデュケイディッド・イングリッシュという喋り方なんだろうなぁと思う。サーズディ警部補の喋り方とは、カッコよさはともかく、ちょっと違う。
時代もあるけど、ほんっと、あからさまに「一般人」を下に見てあざける感じはねぇ、良くも悪くも「ガリバー旅行記」を生んだ民族らしい。
モースが血を見て失神したり、ラストで切ない姿を見せたり、とまさに「掴みはバッチリ」なCASE1です。というか、これはパイロット版だったようで、どおりで、引き込まれるようにつくってるわけですね。
掴みといえば、警察用の車がね、ジャガーなんですよ!マジかいって、思わず二度見しました。刑事はジャガーに乗れたんだぁ~いい時代だなぁ~
Case 2 「ある秘密と連続殺人:Girl」
今回、モース巡査はサーズデイ警部補の補佐としてオックスフォード市警カウリー署で働いているっぽい。
ところが本来、補佐するのは巡査部長の仕事のようで、その職にあるピーター・ジェイクス:Peter Jakes巡査部長や、あたらしく就任したブライト:Bright警視正は異例の扱いに反発している模様。
知ってか知らずか、モースがあちこちで「頭の良さ」をひけらかすから、摩擦が起きまくる。自分の同僚にこんなのがイキナリ現れたら誰だってココロ穏やかではいられないもん。
Girlという原題がシンプルなのに複層的。そういえば「刑事モース」の原題はみんなシンプルな単語です。クロスワードパズルが趣味のモースにはお似合いですね。
Case 3 「殺人予想図:Fugue」
冒頭では合唱のあとのタキシード姿を「歌う刑事♪」として地元の新聞にちょっと意地悪い感じでデカデカと載せられたモース。
事件のほうは廃棄列車の中で絞殺死体が見つかったのを口きりに連続殺人が発生してます。
最初の現場では列車の扉の内側にオペラ「オテロ」の歌詞が書かれていて、次の、全く接点がないようにみえる植物学者が殺された現場にもオペラの文句が・・・ということで今まで巡査として事務仕事をするべく抑え込まれていたモースの出番♪になる。
だんだんサイコキラーの仕業らしい、とわかってくるけどモースとの知恵比べが目的なのか?命を狙っているのか?
モースたちが殺人予想図を作って、なんとか次の事件を防ごうとしてるさなか、女の子が誘拐されて一気に緊迫していきます。
オペラの知識があると楽しいかもですが、なくてもモースが説明してくれるから(^o^;)
警察官でオペラ鑑賞が趣味って人はもちろんおられるでしょうが、まぁ少数派だろうから、ビシッと決まったタキシード姿はやっかみを引き寄せても仕方ないかも・・・と後々に起きるイジメの萌芽を感じさせるエピソード満載のCASE3でもありました。
Case 4 「密謀のロンド:Rocket」
マーガレット王女がオックスフォードにある武器製造工場のミサイル:Rocketのお披露目会に訪れることになって警備を任されるカウリー署。ブライト警視正の舞い上がり方がカワイイ。
が、なんと王女様の視察中に遺体が発見されると一転、大慌てするブライト警視正の様子がいかにも官僚。
モースの昔のガールフレンドのお友達らしい女性アリスがBIE社の経営者一族の私設秘書で、第一発見者だったことから、モースとよく喋るので、なんとなぁ~く昔大学でモースに何かあったんだなぁ~ということがわかる。
ミサイルの購入を検討しているハシミテ王国のナビル皇太子も一応取り調べを受けるんだけど、英国への言葉がかなり辛辣。思わず「アラビアのロレンス」を思い出してしまった。
事件に12前の別の事件が絡んでいることがわかると、あ~も~これは隠蔽されていくんだろうな~って流れで進んでいく。でも、ナニかが引っかかるモース。
殺人事件解決の糸口は意外なところからでてくるんだけど、ちゃんと気付くところがモースです。フツーは見逃すよ、あれ。
私設秘書アリスは、かなりモースに気があったっぽいのに、最後はやっぱりクラスが違う、と言わんばかりに無視~~昔ナニがあったんだモース!と、事件の解決より気になったのでありました。
Case 5 「腐縁のフィナーレ:Home」
1966年なので、オックスフォードへ異動になって一年後くらいですね。大学教授が路上でで死亡しているのが見つかる。モースにはひき逃げ事故にしては不審だって訴えるけど、現場捜査には加えてもらえないのでイライラ( 一一)
並行してサースデイ警部補と因縁があるらしいギャングが現れたり、モースのお父さんの容態が急変して実家に呼ばれたりで、バタバタ進みます。
殺された教授が大学所有地を宅地開発のため売却することに反対していたことが分かって、急展開。教授は不正の証拠を用心深く駅に預けていて、それがサーズデイ警部補の手に渡り、とりあえず逮捕の理由ができます。
売買にはギャングがからんでいたので、てっきり教授の暗殺もギャングの仕業だと思い込み、かなり煮詰まった様子のサーズデイ警部補。
ギャングとの過去の因縁もあり、自分一人で立ち向かうことを決め、証拠をひそかに帰郷するモースのカバンに入れて列車に乗せるサーズデイ警部補。ギャングと対決する気で、モースに後を託した感がアリアリ。
ところがどっこい、書類に気づいたモースは、あわてて引き返します。署から全員総動員してギャングのサロンへ乗り込み全員逮捕。これで不正とギャングのほうは片がついた。あれ?でも殺人犯じゃない?
というところからが、モースの出番です。
サーズデイと犯人逮捕へ向かうんですが、逆上した犯人に運悪くモースが撃たれて負傷。
傷の手当もそこそこに実家に帰るモース。実家はリンカーンシャーらしく、ロンドンからはかなり遠いので、とにかく急ぐ。
お家は質素で、やっぱり奨学金を貰ってオックスフォードへ進んだ秀才なんだな、ということがわかる。瀕死の床でも虚勢をはって競馬の馬券を買いたがるお父さん。そんなお父さんにもオックスフォードへ戻ったことを心配?皮肉られていたけど・・・あ~~ん 昔なにがあったんだよ==知りたぁい(^o^;)
ともあれモースはお父さんの枕もとで夜を明かし、朝気づいた時にはお父さんは亡くなっていてモース呆然。どうしていいか、わからないような姿には人間味を感じてちょっとほっとします。
外に出ると、なんとサーズデイがはるばるオックスフォードから車で来てくれていました。2~3日で復帰すると言うので、サーズデイは特にごり押しもせず帰りますが、二人の絆が深くなった感じでシーズン1が終わるのは、なんとなくいいですね。
ちなみに「刑事モース」各話の日本語のタイトルはバラバラなので、U-Nextのものを使っております。
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