エコの観点からというより、正直、レジでの対応がま~~~ったく変わるからです。
2018年夏からハワイでは袋をだしてもらうと一律15セント払うことが義務になりました。
ABCマートのようなところから、シャネルやヴィトンのようなド高級ブランドのショッパーまで、大きさ・素材にかかわらず一律に課金されるので、現場はかなり疲れている様子。
日本人のように過剰なリップサービスが苦にならない?国民性ならどってことないんでしょうが、そもそもミニマムなのが普通なハワイの人にとって、お会計するときに「袋代15セントつきますがよろし=でしょ=か」と毎度毎度唱えなきゃいけないことが苦痛みたい。
なので、レジで「さっ」とマイバッグを出してお会計すると、ぱっ、とレジの人の顔が明るくなります(^o^;)
まぁ、日本のスーパーでも我が家の近所ではレジ袋代5円は必要ですが、どっちかというと、客のほうからレジ袋ください、と催促してからで、頻度的に少ないせいか、不愛想とまではいかないけど、やはりタダだと思われている物が有料だというのは言いにくそう。
これがコンビニの店員さんで、毎回だと、たしかにウンザリするかも。
さいしょ、ハワイの人のこの措置は海洋汚染のストローなどが多いのが原因でか、と思っていましたが、2018年8月3日の毎日新聞の
レジ袋などに使われるポリエチレンなどが太陽光で劣化するとメタンやエチレンなど、温室効果ガスを大量に排出することがハワイ大学の研究で明らかになった引用元:毎日新聞
という記事を読んで、ビックリ。
ハワイ州が急にエコライフの推奨に異常に熱心になった、というわけではなさそうですね。
もともと、プラスチックの袋などはアメリカの文化で、いまでもヨーロッパではフツー、包装などはプレゼント用の有料ラッピング以外はしてもらえないことも多いよなぁ、と今更ながらに思いました。
今のお若い方には想像もつかないでしょうが、昔は日本も市場では、卵はもみ殻の中に積んで売っていたし、買えば新聞紙にくるんで渡してくれたものでした。
肉や魚は経木でくるむのが定番。今思えば抗菌作用もある理にかなった包装だったんですね(@_@)
なんでもかんでも昔がいいとか自然派がいいというわけじゃないけど、周り回って問題点がわかってみると、便利だ!安い!と考えられていたものに、実はおおきな代償を払っていたんですねぇ( 一一)
あらたな「不都合な事実」がでてきたことを受けて、今後はストローだけでなく、レジ袋なども無くすほうへ、一気に加速しそうですね。
とにかく、ハワイへ行くときはマイバッグを忘れずに~ ♥
高級ブランドもケチって「紙袋代15セント」と言ってくるわけじゃありません。ショッピングの最後に残念な気分にならないよう、心しておきましょう。
いままで和やかな雰囲気で高級ブランドショッピングを楽しんでいたのに、最後に紙袋のことで白けた雰囲気になるんじゃ興醒めですものね