文旦の下準備
- 皮の外側はむく前に、タワシでゴシゴシして、ワックスや農薬を洗い落としておく。
- 一気に皮をむいて作るほうがフレッシュでいいのは百も承知ながら、我が家では3日くらい、貯めちゃいます(^o^;) 皮の外側は初めにタワシでゴシゴシしておくせいか、冷蔵庫で保存してあっても、多少水気が抜けているくらいです。 文旦を買う時期が4月になると、場合によっては、最初から皮が薄くフニャフニャしていることもありますが、3日程度の保存なら、皮の様子は、追熟したものと、似たような感じです。
- 皮をむいてワタをある程度とり、好みの厚みでスライス
- 白いワタは、苦味のモトなので、ふつうはあまり残さないんですが、我が家では盛大に残しています。
これが吉と出るか、凶とでるか・・・
あちこちレシピを見ると、皮って3㎜程度にスライスするのね(^o^;)
おもっきり薄くしちゃった~~
でも、結輪からいうと、皮は薄くスライスしたものでも大丈夫でした。
圧力鍋で煮る
- 圧力釜に皮と皮が被るくらいの水をいれ、圧力3分
- 「プレッシャーキングプロ」だと「お米」コースで。 加圧時間は大きく減らして、3分。 我が家の圧力鍋は、ショップジャパンが扱う電気式の「プレッシャーキングプロ」 電気式で、火の心配がないのは良いんですが、「肉・魚・米・シチュー」などの区分でコースを使い分けるようになっていて、温度とか細かい説明がない。 なので、さて、マーマレードのような時は、どのコースを使うべきなのかが、サッパリわからないのが、ちょっとしたマイナス点です。 製造元が英国のメーカーなので、こういった、細かい補足などは日本での販売元ショップジャパンさんが書いておいてくださると助かるんですけどね(^o^;) ショップジャパンさん、今からでもHPとかに載せてください~~お願いします~~ というわけで、薄くスライスした果物の皮に、3分は、やりすぎかも!!と、ちょっと不安(@_@)ながら、とりあえずやってみます。 まぁ 初めてだしな 失敗も、また勉強よね、うん
- 圧力ピンが下がったら水洗いして皮を絞る
- この最初の水煮は文旦の皮から苦味を抜くための行程です。 苦味が苦手なひとは、水を替えて、皮をさらす工程を、好みの苦味になるまで数回されるといいでしょう。 文旦の苦味が大好きなわたくしでも、さすがに最初のゆで汁の苦味には・・・でした。 ただ、このゆで汁、香りはとってもいい ♥ リモネンがあるので、油汚れに強い洗剤として、充分使えます。 一気に流せば排水管もいい香りになるかな? お風呂にいれるのもいいかな、と思いましたが、どう保温しておくのか?と悩んだ結果、断念。
- 圧力鍋に戻し「水・砂糖・レモン汁」全部入れ 5分加圧
- ※文旦の実、種を一緒に使う方法と、皮だけの方法があります。 果実を使う場合は、ここで、果実と袋を加えます。 果実を包んでいる袋と、種はペクチンを出します。 種は、さすがに異物感がつよいのでわ?と思ったので、「だしパック」に入れたうえで、圧力鍋にいれてみました。 結果は、「だしパック」が破裂することも無く、種のまわりには「じゅんさい」みたいなトロミ液がついていたので、ペクチンも抽出できていて、成功でした! 種は加圧時間が足りないのか、シッカリ「種」で、マーマレードに入ってたら、嫌だな、という感じだったので、取り出しちゃいました。が・・・ あとで、結局別鍋で煮詰めたので、すぐ捨てなきゃよかった!!!と後悔しました。
- 別鍋に移して、好みのトロミになるまで煮込んで出来上がり
- このまま圧力鍋で仕上げてもいいかもしれませんが、瓶に移すとき、周囲に落ちたりしたら、電気式で丸洗いが出来ないだけに、後がやっかいな気がして、仕上げは別の鍋に移しました。
- 砂糖は皮と同量、が、常温での一年程度の保存を目指した場合の通り相場です。
- 自家製の良いところは、糖度を下げられるところですが・・・ 砂糖を減らした場合、常温では 果実:砂糖=2:1 糖度50% で約2週間 果実:砂糖=3:1 糖度34% で1週間から10日 糖度50%以下でつくる時は、保存期間に注意してください。
文旦の実を圧力鍋で別に加圧する方法
空飛ぶ料理研究家 村上祥子さんのブログレシピに甘夏のマーマレードがあったのですが 甘夏の実と袋を別に、圧力鍋で煮て、砂糖は、さらに、最後に加えて煮て、仕上げる、という方法でした。 読んだときは、文旦一個分の実だけを圧力鍋というのは、チャレンジャーだな、と感じたし、もっかい別鍋で煮るのは面倒かな、と 全部いれて圧力鍋で煮る 方法をとりましたが・・・ 圧力鍋だけでは、水分量がうまく調節できず、マーマレードとしては中途半端なびちゃゃびちゃした出来上がり。結局、別鍋に移して煮詰めることになり… 次は村上さんのレシピ通りに「実と袋と水」を圧力鍋で加圧して、それと皮を合わせて作ってみようと思いました。砂糖の分量と保存期間
文旦マーマレードレシピと簡易手順
文旦大きいサイズ4~5玉.....約1kg 砂糖.....約1kg(糖度により50%~35%程度) レモンの搾り汁.....大さじ4:約一個分 クエン酸の場合は.....小さじ1- 文旦は洗ってワックスを流し、水分をふく。
- 実と皮にわけ、皮を好みの厚みに細切りにする
- 皮だけを圧力鍋へ入れ、ひたひたの水を加えて、1分加圧
- 圧力調整弁が下がったら、水で洗い、晒し、固く絞っておく
- 皮を煮てる間に文旦の実を4つくらいに切り分け、種は「だしパック」にまとめておく
- 実に水360㏄程度~もしくは最低水量目盛りまで、いれて加圧5分
- 先に絞っておいた皮・煮た実と袋、砂糖、レモン汁を合わせて、別の鍋で好みのとろみ加減になるまで煮詰める 注:この時煮詰めすぎると、冷えたら固くなりすぎます 私は30%くらいで作るので、テキトーですが保存がきく1対1の場合、村上先生のブログを参考にされると宜しいかと・・・
煮汁をスプーンにとってふーふーふいて、 内側が白い湯のみに冷たい水をはって、一滴落としてみます。 底でシロップがコチッとかたまらず、といってパァーと散りもせず、の状態。 とろ~りと固まれば、瓶詰めしたとき、ほどよいかたさのマーマレードに。 出典: 料理研究家 村上祥子の空飛ぶ食卓