残念ながらここで書いているAISIN社・旧トヨタミシン「OEKAKI 50」はすでに販売を終了しているため、新規の購入はできません。
ややこしいので記事を削除しようかと思いましたが、メルカリなどで入手を考えていた友人に「参考になるから置いておいて」と言われたので、とりあえず記事は残すことにしました。新規購入はできませんが、参考になれば幸いですm(__)m
名前刺繍できるミシンって?
こどものバッグやコップの袋など、入園準備用品には、名前を刺繍するか、シールを縫い付ける必要がありますよね。
どうせコップ用など袋物も縫うのなら、名前もアップリケではなく、ミシンで刺繍できないか、と考えたのが発端。
誰かに頼もうかとも考えたけど、昨年友人が頼もうとしたときは、すでに満杯で、無理だったことや、今後しばらくは、毎年繰り返さねばならない。
落とした時や、行事で急に必要と言われた時、手縫いは無理(^o^;)
の3点を考えると、この際、買うのもアリかも。
単純機能でもお安いほうが良い、と考えがちだけど、直線縫いしかできない1~2万クラスは「安物買いの銭失い」になりやすい、とは失敗した先輩ママの言。
ミシンは、課題や夏休みの宿題にも使えることを視野にいれると…ある程度「模様縫い」などの機能もあるほうが、結局はシロウトにも使いやすいそうです。
が、その説明を聞いた時点ですでに、わたくしの頭は?のオンパレード。文字刺繍ってなにか特別な機能なの???
ミシンは直線縫いが基本
ミシンには、まったくもってうとい、わたくし。
どんなミシンでも、みんなこ~んな風に↓↓↓↓↓フリーハンドで出来るのかと思っておりました(ノ_ _)ノ
こんな風に「直線ではない」縫い目?は、ミシンで刺繍するようなものなんですね(^o^;)んで、たいてい、そういうのはミシンに「刺繍マシンを追加」するらしいです。
もちろん、刺繍マシンの代金は、ミシン本体とは別にかかりますし、セッティングもその都度しないといけません。そうそう使わないので、付け外しの度に説明書を読み直すことになるし場所も取るので、使い辛いそうです。
今回お友達がおしえてくれた「OEKAKI」というのは、まさに絵を描くように、自由に縫えるミシンだけど、だからといって、ディズニーキャラクターなどの刺繍や、キレイな文字がサクサクできる!!!わけじゃない?
う~~ん ミシンって奥が深いっつーか、難しいですね(@_@)
↑↑↑↑こういうタイプの刺繍は「ミシン用の刺繍データ」というのがあって、それを半自動で刺繍してくれる機能がついたミシンでしか使えない。
文字も、キレイに縫えますが、文字数や文字の大きさは自由自在というわけにはいきませんし、データそのものに、また、お金がかかるんだって(*_*)
ミシンなのに、フリーで刺繍できるって、すんごく珍しい機能なんですね(@_@)
「初心者でも刺繍ができるミシンOEKAKI 50」で、初めて縫った作品がこれ。
使わせてもらった10分後のものです。↓↓↓↓
ちなみに、わたくしが最後にミシンを触ったのはンン十年前の家庭科の授業。以後ミシンとは無縁なので、完全初心者といえます。
縫い目がふぞろいなのは、ご愛敬(^o^;)ですが。10分でここまでできるなんて考えてもいなかったデス。
下の画像は、手作り大好きな友人に、手芸全般あまりの無知に、半ば呆れられながら教えてもらった作品群。
すべて「OEKAKI 50」で作ったものです。
とくに手芸や裁縫好じゃなかったんですが、生活の中でミシンがあると、簡単にできるモノって、多かったんですね(^o^;)
リボンを縫い付けるだけでも、華やかになるな~とか、縫い目を飾り縫いにすると、まっすぐ縫えなくても、誤魔化せるんだぁ~、とか発見がイロイロあって、ミシン使うの楽しかったです。
ミシン刺繍は、なかなか思うようにできないんですが、出来ないなりに面白いので、結構ハマります(^o^;)夏休みの宿題くらいサクサク出来そう
家庭用の横振りミシン?
プロが使ってる刺繍ミシンを通称(横振りミシン )というそうですが、
たしかに、刺繍してるときは、針は上下というよりは、左右にふれてました!ミシンにはこんなこともできるんですね~~
ぐん、とペダルを踏むと、普通のミシンなら、アクセル全開~~ってイメージで、前進スピードが上がるわけですが、「OEKAKI 50」で刺繍してる時は、針が、横に大きく振れていきます(^o^;)
ペダルの踏込み強さは、スピードを調節するんじゃなくて、「縫い目の幅」に、反映されてたのが、独特でした。
スピード調節のほうはどうするかというと、事前に目盛りで調節しておきます(^^ゞ
あ、でも、コレ家庭用の刺繍機能付きミシンだからなんだそうで、プロが使ってる横振りミシン とは違うらしいです。
踏み込むと、刺繍部分が広くなるって、頭ではわかっても、実感がともなうにはちょっとかかりました。
まぁ使いこなせるようになるには、もっとかかりますが(^o^;)けっこ面白ぉい~~
子供が書いた絵や文字をミシンでなぞると、まさに、オンリーワン「世界で一つだけ」の刺繍ができます。
特にちいさいお子さんだと、自分の絵が別の「もの」になることで、ものすごく驚くし、喜んでくれます。
下手でも(元の下絵も下手なので、製作者の未熟さが目立たない)のもグッド(^.^)手作り感バッチリです。
刺繍とステッチ(ジグザグ縫い)の差
刺繍といっても見た目では、目が詰んだジグザグ縫いと変わらない感じです。そのせいか「ふつうのミシンでもフリー刺繍できる」というYoutube動画も
ありました。
それみて「OEKAKI 50」で同じようにトライしてみましたが、わたし程度の腕だと無理でした(..)
針が横に振れてるのは同じなんですが(^o^;) 多分、布の向きをスムーズに変えられるようになってるのがキモかと・・・
お友達によると、「腕」以外にもミシンの設定が違うので、「普通のミシン」といってもメーカーや機種によるんじゃないか、と指摘もされました。
言われてみれば、刺繍機能がついてる「OEKAKI 50」では、通常の直進用の押え金で縫う時は、がっつり布が押さえこまれていて、前後にしか動きません。
刺繍機能があるだけに、逆にふつうの状態では、Youtube動画のようなやり方は出来ないのかも・・・。
「下絵通りに布を動かして縫う」という、Youtube動画にあるような単純そうな事が、じつは、全自動タイプの高級な刺繍ミシンで出来ないって、知ってました?
私は説明されても、なかなかピンとこなかったんですが。。。
刺繍データを入れれば、ちゃちゃっと自動で刺繍するミシンは、ミシンが布も動かすから、出来るんですね。
そりゃそうですよね~ミシン様が自動でガガガ==ッと縫うのに、こちらの手がついていけなかったり、方向間違って抵抗したらマズイですわ。(..)
プロが作りこんだ模様だし、絵柄もカンペキで綺麗ですが、ミシン本体も高価なら、追加で必要な刺繍プログラムの値段も半端ない!!!
全自動 刺繍ミシンは価格相応の端正な仕上がりにはなるのだけど、いかんせん、お仕着せでサイズや色換えはできない。
キレイをとるか個性をとるか
「高価であっても完璧なほうがいい」ならプロの作ったものが使えるミシン。
自由なことがしたいなら「OEKAKI 50」って感じでしょうか?
正直、腕がそのまま反映するわけで(ーoー)ちょっと恥ずかしいな、というのは多数出来ちゃいましたからねぇ~
なにせ、ンン十年ぶりのミシン。それなりにカタチになったのが不思議なくらいですから。
このコップ入れの試作は、見てもらった婆友間で評価が分かれた、いかにも手作りな入園準備品(^o^;)↓↓↓↓
幼稚園や小学校の、昨今のイジメ環境を考えると、なかなか難しいお年頃のガキ、いや、お子様たちがどう感じるか、がキモですね。
我が家はゴーイング・マイウェイな性格の家系なせいか、使用する本人の評判は上々だったので、同じ下絵(本人作(^.^)/)で、作り直しました。
使う子供の性格や好みに合わないと、せっかくの高額ミシンが無駄になりかねないから、そこはよ~~く考えねば!と思いましたです。
ふつう文字刺繍はワンサイズが多い
入園準備でまず考えるのが、子供の名前や「〇年〇組」などの文字
これが、ササッと縫えたら便利よね、ってとこですが
これが、自動タイプのミシンだと、文字がほぼワンサイズなんだそうです(..)
婆友のぴちょさんが、ぼやいてました。文字の大きさが決まってたので、字数の多い名前のため使えなかったそうです。
あらま~!そ~なの、とボヤキを聞いて初めて気づきましたが(^o^;)文字サイズを変えるって簡単そうなのに、ミシンだともうひとつ全く新しい別プログラムが必要なのね~!!
「OEKAKI 50」ではこういうサイズ混合の文字も、下絵を自分で書くくらいだから、ぜんぜん簡単なのは、意外と大きいメリットかも
フリクションペンで下絵さえ書けば、あとは自分の腕次第という「OEKAKI 50」の身軽さは、確かにスゴイかもしれません(@_@)
う~ん、ミシンって奥が深い。
結局、婆友ぴちょさんは「名前を書いた布」を「アップリケのように縫い付け」て、事なきを得たそうですが、そんな基本機能なら、名前が刺繍できる高価なミシンは要らなかったのに=っ!と、けっこうショックだったとか・・・
お値段の相場
無知といえば、お値段も!
基本的な直線縫いだけにミシンは1~2万円代と、まぁ手が出るお値段。
それが、自動のミシン刺繍機能や、厚地など小技がつくと、ガンッと、10万台に跳ね上がるんですね(..)
刺繍用のプログラムは沢山あるけど、モチロン買わないとダメ。
「刺繍機」という「アタッチメント」というにはデカすぎる、別売りの機器のあるメーカーさんもあるらしく、これまた、これだけで基本的なミシンが軽~くかえるくらい高価。
OEKAKIは6万円台で、お安くはないんですが、なるほど、友人が「お得」といったわけです(..)
↑↑↑↑これはジーンズの重ね縫いができる様子が載ってたパンフの写真です。
刺繍以外にも、ふつうなら「オプション」な機能がたいてい付いてます。
これって、半分は「押さえ」と呼ばれる「布押さえの金具」だったりするんですが、金具類は、ほぼほぼ全部ついてます。
1~2万のミシンでも「押さえ金」を付け変えれば、対応できる縫い方もあるようですが、そのたび追加購入する必要があります。
この「押さえ金」がまた、野菜のように近所のスーパーですぐ買えるようなシロモノじゃない。すぐ手元に届かないのよねぇ。なので、多すぎるように見えても全部揃ってるのはやっぱり便利でした。
もう一つ機能としてあるのは「模様縫い」ですが、これも一種の自動刺繍。
コップ入れにも使いましたが、ふつうのステッチを「模様縫い」に変更するだけでも、目印になるので、便利。
まぁそもそも刺繍ができるミシンですから、飾り縫いの模様の種類が豊富なのは、当然といっちゃ当然ですが「飾り縫いの数」は、あとで追加購入できません。初心者には意外と有難い機能ですね(^.^)/
シンプルな機能だけのものより、いろんな事ができるハイスペックなミシンのほうが、初心者にはむしろとっつきやすいし、楽しい。使う気になるよ、と友人が言っていましたが、なるほど、一理あるな、と思いました。
ブッチギリで素晴らしいデザイン
値段と自由度、それに、これは最初から感じてたけど、何気にデザインがおサレ!
ヘルプしてくれた友人も、とにかく大絶賛だった「OEKAKI 50」のデザイン。
イマドキは、どんなミシンもこんなものか、と思っていたら、友人イワク・・・いやいや、こんなにデザインが良いミシンなんて、ない( 一一)
むしろデジタル化が進んだ今、昔より見た目がカクカクしてダサく、どのメーカーのだか、スグには判らないくらい差がなくなって風情がないとか・・・
「OEKAKI50」は、2016年のミラノサローネで賞をもらったそうですが、インテリア業界にいた身には、これは、なかなか凄いコト。
曲線の優美さや、3色ある色の絶妙さにも妙に納得しちゃったなぁ~。まさにイケメン \(@o@)/なミシンです。
所望したヌシは、これなら、リビングにあっても、所帯くさくなくっていい!! とセージグリーンに即決しよったデス。
便利な装備もスタイリッシュ
やわらかなカーブがついた広めの作業台は、デザインだけかと思いきや、ボビンなど細々したものが、収納できるよになってるという、カシコサ(^^ゞ
この一部が出っ張ったカーブのせいで、大きすぎないわりに、布が滑り落ちにくく、押さえやすい。
しかも、この作業台が、なんと、着脱自由。
カパッと外せるので、筒縫いや、小さいものを縫うときなどは、取り外すだけで、小回りもきく(@o@)
産業デザインの鏡のような機能美。スタイリッシュですぅ。
ミシンの操作説明も、目の前に立てておいたまま作業できるようになってんです~
特にべんりなのは飾り縫いを多用したいとき、模様のナンバーが目盛の目の前にセッティングしておける親切設計。
これは、わたしのような忘れっぽいお年頃には助かる機能ですが、糸巻を置く部分が黒く、後退色なので、操作説明を見る時も、圧迫感がない。
しかも、目盛り操作の場所と同じ色にしてあることで、考えるまでもなく感覚的に関連性がわかる。ほんとに産業デザインの。。。以下同文(^o^;)
「OEKAKI 50」の要ともいえるフットローラーは背面に収納スペースがついてます。
フットローラーまでが本体の中に、組み込まれてるのが、デザイン的に見事だな、と思います。
オリコウな作業台には、ボビン類、押さえ金具一式だけでなく、糸も入れてみたところ、なんと、数本は入ることが判明。
さぁ使おう!と思った時、小物類をアタフタ探しまわらなくても、糸もボビンも針も同じ場所にあり、さっと始められるんです。もう、ほんっとうに、よく考えられてるなぁ=と思いました。
買うならどんなミシンがいいか
子供の性格が、
※お友達とおんなじものでないと不安なタイプ。
※絶対完璧なキャラクターを刺繍でないと嫌!なタイプの場合
●価格が優先なら、お安いミシンで「お名前シール」「アップリケ」を買って、縫い付る。
●高価でもいいなら、フル装備の刺繍ミシンを買う。
但しミシン本体だけでなく。刺繍プログラムの値段が半端ない!!!ので「実質的なお値段」がいかほどになるか、はきちんと把握してから買いましょう(^.^)/~
子供の性格が
※特にお揃いや、完璧性にこだわらないタイプ。
※手作り感が好き、とか、自作のものが好きなタイプ。
なら「OEKAKI 50」がダントツでおススメです。
あとは、夏休みの提出物や、家庭科の授業でミシンを使うことまで考えるかどうか、ですね。
それにも使うとなると、初心者でもソレナリの作品に仕上げられる「選択肢の多さ」が「OEKAKI 50」のパワーというか、魅力的なところ。
「日本で組み付けてる」ので、修理対応が早くて安心なのが、じつはプロ級友人にとっては、何気に花マルな点だそうです。
デザインフェチとしては、優秀すぎるデザインが、とにかく素晴らしい♥「OEKAKI 50」一押しです
念のため繰り返しますが、AISIN社・旧トヨタミシン「OEKAKI 50」はすでに販売を終了しているため、新規の購入はできません。参考になれば、と削除せず置いているだけです。お役にたてば幸いですm(__)m