旅行中に洗濯する予定がある場合、洗剤が必要なことは少なくて、むしろ、ちょっとした小物のほうが役にたつことが多いので、メモ( ..)φ
 
ハンズや旅行用品の店にはこんな風な「洗濯グッズ」パックがあると思います↓↓↓↓

エアーハンガー入り洗濯セット

が、「洗濯」と聞いてまず浮かぶ「洗剤」は、長期の旅程で一気に洗うシチュエーションでもない限り、要らないと思います。

エアーハンガーは超絶便利

セット物の「旅行用の洗濯パック」を買うなら、エアーハンガーが入ったセットを買うのがオススメ(^^♪デス

エアハンガー入りの「トラベル用洗濯セット」は「コンサイス」という旅行用品専門のところの製品で、エアハンガーというのは文字通り空気でふくらませるハンガー。

エアハンガーが膨らんだところ

PVC:ポリ塩化ビニール素材なので、サビが出たり、塗れた服に色移りする心配のない点が秀逸。
 
畳むとペラんペラんのハンカチサイズなので、枚数を準備したところで嵩張らず、その点でも使い勝手がいい。

ウールやシルクの服であれば、お風呂を使ったあと、湯気がある状態の浴室に掛けておけば、シワが伸び、アイロン要らずです。

厚みがあるエアハンガーは服の内側からも蒸気を吸いやすく、乾きやすい。さらに軽いので、浴室内の細い洗濯ロープでもたわみにくい、と、浴室で使うのに、まさにドンピシャ。理想的です。

エアーハンガーに空気を入れる前

ホテルによっては盗難防止仕様でハンガーがクローゼットから取りだせないこともあります。高級な木製のハンガーや布巻のものは、そもそも濡れたものを干すのにも不向き。色移りや湿気も心配で浴室には持ち込めない・・・

エアハンガー

小さく軽いエアーハンガーは、想定外のことが多々起きる旅先での保険として、1枚はあると安心な、お薦めアイテム筆頭です(^-^)

移動が多く、時間に追われがちでホテルのランドリーなど使う余裕のないヨーロッパ旅行などでは、ほんっとに便利。数を用意し、乾きやすい素材の下着と組み合わせれば着替えの枚数も少なくて済みます。

物干しロープ持参のススメ

海外旅行なら洗濯ハンガー以上にお薦めなのが細めの物干しロープ:洗濯紐

洗濯ロープ

特にスイスのように通常の観光旅行でも、山岳地帯が旅程にある場合、登山などしなくても天候が急変することがあるので、濡れたものを吊るせるようなロープ・洗濯紐 を持っていると安心です。

うっかり雨に降られてバッグや服を乾かしたいような時も、お風呂場以外に物が干せると、乾き方も、気分も随分違います。

浴室の備え付けロープをアテにしてると、無い時は悲惨ですし、なによりお風呂に入ってる間、使えませんからね==(^o^;)

実際スイスではお風呂に「備え付けロープ無し」(><)の処が多く、さらに浴室の壁はタイル、という、干すに干せない部屋ばかりに当たったので、毎日パズルのようにして、物干しロープを張りました(^o^;)

浴室内の物干しロープ

ホテルの客室内で使おうとしても、ロープの端を両方同じように留められることって、実は意外と少ない。
 
いろんなトコに巻き付けることができる細いフレキシブルなロープは非常に便利です。

部屋の中で干すためのロープ・洗濯紐

タオル棚とシャワーのバーだけが貴重なでっぱりで、シャワーバーとタオルハンガーに巻き付けてロープを張ったこともあります。

シャワーバーに巻き付けてロープを張る

海外で購入したSEA TO SUMMIT「クローズライン:ClothesLine」の物干し用ロープは掌にのるくらいコンパクト
 
なのに3.5mと長いし、これだけでも吊るせる方法が多い優れモノ。日本でも買えるので、ダントツでおススメ!

SEA TO SUMMIT「クローズライン:ClothesLine」の「動かせる丸い珠」で衣類を挟んで留めた様子↓↓↓↓洗濯ばさみがなくても衣類を留められます。まぁシワにはなりますが(^o^;)風で飛ばされたり、下に落ちたりしないほうが大事だよね。

洗濯ピンチが無くても衣類がとまる

ロープの掘り出しモノは、旅行用品より、アウトドアショップに多いので、探すならキャンプ用品などの店がいいかも。野外での使用を想定しているだけあって、タフで軽く、フレキシブルなものが多いです。

S字フック・マグネットフック

S字カン:S字フックは普通のタオルハンガーに掛けられる位の大きめの径で、上下で自在に方向が変わる回転タイプがあると便利。100円ショップでもみつかると思います。

S字フックは便利

↑↑↑↑ に書いたエアーハンガーは引っ掛ける分部が小さいので、かなり掛けられる場所が限られます。S字カンがあれば、椅子の背など、掛けられる選択肢が増えるので、エアハンガーの補助具としても、持っているほうが良いです。

S字かんなど

ちょうどいい処に引っ掛けられるようなモノがなく、ドアが鉄素材で、マグネットがあれば使えたのに!って歯ぎしりしたことがあって以来、ロープを引っ掛けるためのマグネット式のフックもロープ備品として追加するようになりました。

部屋干しロープ

あ、マグネットフックは間違っても100円ショップなどで調達しないように!
 
物干しに使うのでかなりの荷重がかかります。ハンズやロフト・ホームセンターなどで、磁力が強力なタイプを準備してくださいね。

言わずもがなですが、強力なマグネットは、タブレット・クレジットカードやSDカードなどの近くには絶対いれちゃダメなので、そこはくれぐれも気を付けてください。

マグネットといえばクルーズ船の客室は、壁が鉄板なので、客室の壁にはマグネットが便利ですが、浴室内はプラスチックで、引っ掛けられる場所が少ないデス( 一一)

マグネットフックとS字フックの洗濯セット
 
船内に洗濯設備があるせいか、浴室内のロープは不要と考えているのかも・・・てか、シャワーブースだけだと、洗濯物干すなんて考えないか・・・( 一一)

様々な場所に巻き付けられる、細い「紐」状のロープはフレキシブルなので、こういう時にも非常に便利です(^-^)

タオルかけに引っかける

紐つき洗濯ばさみも重宝

国内や短期旅行なら、洗濯までしないでしょうから、一個二個でも、洗濯ばさみのように、きちんと挟んで、留められるもののほうが、出番が多い気がします。

紐つきの洗濯ばさみ

↑↑↑↑はじつは文房具ですが、ピンチ部分が小さく、かさばらないので重宝しています。
 
こういった洗濯ばさみに紐がついてるタイプだと、お風呂場の洗濯ロープに通せるのは勿論、ちょっとした出っ張りがあればひっかけられるので、重宝します。

洗濯用小物

2個あれば、衣類やタオルを広げられるので、シャツなどハンガーがなくても乾きやすく、意外と助かりますよ。
 
似たものは100円ショップでも買えるでしょうし、日常的に便利に使える優れモノなので、買っといて損はないでしょう。

パックの中で洗える「どこでも洗タクぱっく」

そうは言っても夏場など、洗剤で洗いたい事もあるかもしれない、といわれ、見つけたのが「どこでも洗タクぱっく」

「透明ジップバックのなかで洗濯しちゃおう」というアイテムで、サイズ的には「ジップロック大の2倍」くらいの44×27㎝。薄いしあっても邪魔にならないので、下着をスグ洗いたい人には便利かも。

どこでも洗濯パック

洗面所などがない宿泊先・キャンプなどを想定して作ったものなので、部屋の中でも、野外でも、水さえ使えれば「どこでも洗タクぱっく」だけで洗って、すすげます。

洗濯パックに入れて洗う

パックに衣類・洗浄剤を入れ、水を注ぎ、しばらく置きます。押し洗いの要領で押すくらいはイケそうですが、あんまり強く揉んだりはしないほうがいいかもしれません。
 
片方から水が抜けるようになっているので、洗剤水を抜いたら底を閉じ、水を注ぐ。ある程度すすげたら、底から水を抜く
 
洗剤分がなくなるまでこの工程をを繰り返す。

洗濯パックから水を流し出す。

充分すすげた、と思ったら、袋を丸めてぎゅ==っと、水を絞り出し、衣類を取り出して乾かします。
 
洗濯自体はジップロックでなくても丈夫そうなビニール袋であればできると思いますが、この「脱水機能」がオリコウだと思います。

手で上手に絞るってむなかなかに難しいんですよね。
 
ジップロックでも出来るだろうけど、サイズ的にはやはり「どこでも洗タクぱっく」くらいあるほうが便利です。

洗濯パックの脱水工程

「どこでも洗タクぱっく」に組み入れられているのは「パックスナチュロン」【注:粉せっけんが添えられている製品もあります】
 
なので、多少のすすぎ残しがあっても普通の洗剤よりは肌や衣類へのダメージは少ないと思いますが、40度のお湯が使えるようなら、洗剤を使わなくても皮脂汚れは落ちるので、洗剤無しでもそこそこいけます。

洗剤は髪の毛用のシャンプーで充分なので、個人的には洗剤の袋がトランク内で破れてしまうかもしれない危険を冒してまで持参する必要はないと思っています。

いや、でもお湯だけじゃ不安~~~という場合は「オレンジX」がおすすめ。
 
洗浄剤としてオレンジのオイルを使っているので、すすぎ残しがあっても安全。最悪、すすげなくてもOKです。

オレンジXのかんきつ系の香りは室内干しのイヤな臭い対策にもなって、一石二鳥。
 
ただし!普通のトラベル用小分け容器だと溶ける可能性がある!ので、希釈してアルミパウチに入れるなどの工夫が必要。そんなの面倒、という方にはおススメしません。

そうです、わたくし自身が、あやうく荷物がオレンジX漬けになるかも、という体験をしたんです(ノ_ _)ノたまたま旅行準備のアレコレを部屋に広げて点検していて容器が溶けかかっているを発見できましたが、冷や汗モノでした。

オレンジXの「リモネン」という精油成分はプラスティック、なかでもスチロール樹脂「ポリスチレン:PS」を溶かしやすく、容器を選ぶ時には注意が必要です。

同じアルミ袋でもジップバックは液体は不可の表示があります。アルミガゼット というキャップ方式の以外は止めたほうが良いと思われます。

ガラス瓶でよければアロマセラピー関係のお店でアルミキャップの製品を買うという手もありますが、旅行用にはパウチのほうが使い易いのではないかと思います。
 
どちらにせよ原液のまま、というのは絶対止めておきましょう。

というワケでわたくしなら洗剤は持参せず、このパックのみ持参するかな~。
 
とりあえず、ジップロックを使って洗濯出来ることを覚えておいて損はないですよね。必要になったとき、特大サイズのジップロックを探すのも旅の醍醐味かも(^o^;)

ビニール手提げ袋で排水口対策

洗面ボウルで洗濯したいのに、洗面の栓が無い・閉まらない・詰めがあまい、というような時は「手提げの買い物袋」を使いましょう(^-^)

ビニール袋を洗面台にかけて水栓の代わりにする

欧米では高級ホテルだからといって、水回りは日本ほど整ってないのが実情。というか、ヨーロッパなど「古いことが、価値を生む」国ならではの、諸事情があったりします。

蛇口のデザインは華麗で素敵~~~ ♥ でも、排水口の栓がちゃんと閉まらないとか、サビサビとか・・・5つ星だよね???と悩むこと、結構あります(-""-;)

特に、コンタクトレンズを使う人は、エマージェーシ―用に、コンビニでもらうような、手提げ式のビニール袋・大きめのを持っていくと良いです。

コンタクトを落としてもビニール袋の中なので安心

持ち手の片方を水栓にかけ、袋が排水口に流れて詰まったりしないよう、ちゃんと準備してから、水を出します。
 
コンタクトレンズをつける時とか、洗う時、こうしておくと、万が一落としたとしても、買い物袋の中!なので、安心です。

海外では昨今はビニール袋が貰える確率は限りなく低く、もらっても安全対策に穴があけられていたりするので、ここは日本から綺麗な新品を1枚と言わず多めに持っていきましょう

自作の洗濯キット・まとめ

物干しロープ・S字カン・マグネットハンガー・エアハンガーが我が自作の「旅行用洗濯・物干しセット」の中身です。

マグネットフックとS字フックの洗濯セット

海外ではまず、服で判断されるので、レストランなどに着ていく服はウールやシルクにしておくと良いです。湿気のある状態で吊るしておけば、アイロン要らずでよみがえるので助かります。

そのためにも浴室で使えるヒモ類は、海外旅行なら、長期短期を問わずマストと言っても良いと思います。洗濯物を干す以外にも色々使えるし、そうジャマにもならないので、お気に入りのものを見つけて楽しい旅を満喫してください

洗濯・物干しロープは小さくて長く・細いタイプ

洗濯ピンチは小型で吊り下げられるモノ

↓↓↓↓は折りたたみハンガーとのセット商品

ハンガーならエアハンガー

S字フックは回転するタイプ

マグネットフックは5㎏以上の強力なタイプを!

洗剤は・・・持っていくならすすぎ残しがあってもOKで部屋干し臭のないオレンジXがお薦めですが、希釈したとしても、小分け容器には十二分に注意してくださいね(^o^;)

キャップ付きアルミガゼット

ガラス製の小分け容器:念ため100ml以下にしておきましょう(^o^;)

行先によっては必須になるかも、な「どこでも洗濯パック」

コロナでガマンした分、素敵な旅ができますように!