肌断食で失敗!とか無理!と感じる理由の多くは、洗顔後の「つっぱり感」ではないかと思います。
原因は、おそらくは「純せっけん」(ーoー)
え~~~っ!そんな馬鹿な!と思うのは、当然ですが、別に「純せっけん」が悪いわけではありません。
「肌断食」ご推奨のお医者さまのご本には、石ケンについて、実は詳しく書かれていないから、うっかり、手順だけ取り入れてしまって、結果、「あれ?」となって、これは無理、と思ったり
「これはまだ初日だから?」と考えて、続けても続けても改善することなく、深~い失望を味わって「肌断食」なんて「嘘」とか「危険」とか断定してしまう、というような、哀しい結果になるんだと思います。
初心者には実は一番ハードルが高いのが「石けん洗顔」でわ、と疑うようになった経緯など、実体験を元に書いてみましたので、参考になれば幸いです。
ただ、これはあくまでわたくしの肌と家人、友人たちの体験元にした話ですので、そこはご理解くださいませ(^o^;)
純せっけん洗顔の落とし穴
単純に「石けん」というのは、水と出会うと、必ず「石けんカス」というものを発生することに、なっています。「カス」という不吉な響きの言葉通り、汚れをとる力がないのに、洗った後にかならず、できる「困ったちゃんな残りモノ」です。
これが洗顔後の肌にも、必ず残るんです。
試しに、タオルに石けんをつけ、身体を洗ったりせず、すぐ洗面器ですすいでみてください。アカ?のようなザラつきが洗面器についてるはず。それが「石けんカス」です。
せっけんが水の中のカルシウムと反応してできるモノなので、水を使う限りは、どんなに頑張っても出来ちゃうことになってるんです。
不純物を取り除いた「純水」で洗えば、できないかもしれませんが(^o^;)純水は別の意味で危険なので、おススメできません。
この「石けんカス」には保水力がないうえ、固まる性質があるので、肌の上でガッツリ膜になったりします。これが、ツッパる理由。
肌に粉が吹いたみたいになった、と思った方はも、じつは、単に肌に残った単発ものの「石けんカス」をみてるだけかもしれません。
洗ったあとの肌に、まだなにか残っているとは思わないし、「肌断食」の本などでは、そのあと、何もつけるな!というんですから、たいていの方はそのままにされていると思います。
カスが残ったまま、肌に残っていた水分が蒸発すると・・・このカスがどんどん膜みたいになって「ツッパリ」が襲います。断片を見ればフケみたいなので「粉がふいた」とか「肌がむけた」んだと思ってしまい、「ぎぇぇ~~~」となるワケです。
ええ正直、ワタクシは過去、この一回で撤退を決めました( 一一)/
肌のツッパリ実験
この「ツッパリ」は、肌内部の乾燥によるものではないんですが、なんとなく「肌が引っ張られる」ので「乾燥してる」ようにも、感じるのでヤヤコシイ。
お湯で洗い物を続けると、肌から皮脂がぬけて、ガサガサになりますが、一枚、ピーンと膜が張ったような感じではないと思います。石けんで洗ったあとの「ツッパリ」には、ワックスを塗ったように、スベッとした感じがあるのが特徴。
多分、最初は肌に沿ってあるんだろうけど、時間がたつにつれ、水分が逃げちゃう分、縮むんだと想像します。
微妙にカスが結合していくせいなのか、水分が蒸発しているな~~って感覚も、水だけで濡らした肌と、左右で比べるてみると、よくわかりますので、ぜひ、ご自分で体験してみてください。
一度、片方に石けんつけて、片方は水だけで、バシャバシャして、比べてみて下さい。洗顔後スグにも差は感じられますが、タオルドライのまま10分ほどおいてみると、その差がもっとよくわかります。
石けんつけたほうだけ、膜ができていく感覚がありますし、ツルツルしてるはず(@_@)
左右の手でも試したことありますが、手だと鈍感なのか、いまいち差が体感できなかったです(-""-;)やはり、顔のほうが繊細なのかもしれないですね。
これも、肌断食を続けていくと、皮脂生産に肌が慣れてくるのか、皮脂が入り込んでゆるむのか、30分もすれば、違和感はなくなっちゃいます。
初期だとそうはいかないから、不快に感じるし、ただでさえ不安なので、ぐらつく原因になりますよね。
石けん洗顔の後にはトナーが必要
わたくし世代だと化粧水は英語だと「トナー」と書かれていたものですが、この「トナー」は「肌のトーンを整えるもの:tonner」で、石けん以外の洗顔料がない時代、石けんとセットされていて、しかるべきモノだったんだなぁ~~と「石けんの」おべんきょしてナットク。
化粧水って、水分を補給するためじゃなかったんですよ!!!石けんカスを中和しつつ、取り除くのが目的だったんです。
なので、今ご縁があってここまで読まれた方が、挫折寸前なら、一度石けん洗顔後、「トナー」を使ってみてください。
絶対、余計な成分は入れない、と誓ったのよ!というかたは、単純にたっぷりのぬるま湯を含ませたコットンで、す==っとなぜて、カスを取るだけでも、自然蒸発のまま、カスを皮膚上で固めるよりはマシでしょう。
ただ、ご存じのように水道水には塩素などが入ってますから、軟水の温泉水とか、アロマ精油の蒸留水などのほうが、お肌にはよろしかろう、と、個人的には思いますが・・・
肌のpHに近づけるために、弱酸性の化粧水でふき取れば、バリバリ突っ張るトラブルは減り、肌断食しやすいのでは、と思います。
肌断食の目指すもの
乾燥肌とか、ニキビ、毛穴、角栓など「肌の悩み」のそもそもの発端に、過剰な「美容成分」で失ってしまった「自己回復力」があるから、そちらを取り戻すための「リハビリ生活」をしようというものです。
「肌の悩み」を解決するための手法だからこそ、皮膚科医などから、提言されてきたのであって、過度に石けん洗顔を推奨してるわけでも、ノーメイクを推奨してるわけでもないと思います。
友人にも、肌断食=「石けん洗顔、で、ノーメイク」と思ってる人がいましたが、「断食」という語感のイメージのせいで、ちょっと荒治療な美容法、と感じてる人が多いみたい。
「肌断食」って「美容液」とか「クリーム」などのコスメに甘やかされ、あるいはバリアを壊わし放棄してきた「肌本来の生命力」を取り戻すための手法で、メイクするしないとは、また別です。
ただ、提案しておきながら「石けん」についてあまり丁寧に説明されてない本が多い気がします。そもそも「純せっけん」とヒトコトで片付けられても・・・
ちょっとかじっただけでも、随分奥が深いんですよ「石けん」って。だから、踏み込むと厄介だと感じて、あまり詳しく書いてないのかもしれないなぁ~
参考までに「純石けん」「界面活性剤」の解説がわかりやすい
シャボン玉石けんのページ を載せておきますが、ここも「石けんカス」については書いてないのよね(^o^;)グリセリンが肌の保湿になるようなイメージまでで、止めてある。
マイナスまで書いてこそ、トラブルが減るのになぁ~~とちょっと残念。
夜だけ肌断食
夜だけ肌断食って言われると、ふつ==に雑誌とか化粧品カウンターで、お姉さんと話してきた身には、「夜こそゴールデンタイム」とかで、「美容液」をつけるべきお時間じゃないの?そこで何もしなくていいの?と思うわけですが・・・
ごくごく、冷静に考えてみると、肌は排泄器官であって、肌に塗ったからといって、そこで栄養を取り込んで、細胞が作られるはずは・・・・ないですよね。
最近は「薬事法」が厳しくなったので、「注:角層まで」とか「注:個人の意見です」とか書かれるようになりましたが(@_@)基本、コラーゲン塗ったらいいとか、この美容成分が必要、とか、相変わらず、書かれてる文章読む限りでは、お肌に必要そうだな==という感じ。
美容成分で肌表面がおおわれていると、本来自力でつくりだすべき皮脂を出すまでもなく、てか、ぴっちり覆われたなかで、さらに皮脂を生産すると、過剰になっちゃうから、そりゃ止めるよね。そんな生活を何年も続ければ、たしかに退行していって当たり前。
なのでまずは、それこそスッピンにしてみるところから始めよう、というので「断食」という名前が登場したんでしょうね。
夜はたしかにわれわれ動物にとっては休養と蘇生のための時間なので、この時間には、肌も修復作業をしているそうです。今まで、基礎化粧品は、その修復をするときに各種美容成分が必要ですよ、という名目で売り込まれてきたんですが、皮膚科的には、毛穴が、自前の高級カスタムメイドなクリームを作るから、何も塗るな!!!ということらしい。
ここで「洗顔」を間違えなければ、特に苦痛なく、30分もすれば、皮脂がなくなって驚いた肌が皮脂を作り出す手筈になっている・・・リクツの上ではね
でも、やってビックリ玉手箱
わたしも経験しましたが、洗顔手法によっては、バリバリになるだけで、皮脂ができてしっとりなんてならないじゃん!!!と、泣くことになります。
肌断食にむく洗顔法
●「純せっけん」
アルカリで皮脂汚れを溶解させて毛穴の汚れを溶かしおとします。
上にもかいた ように「石けん洗顔」をチョイスするなら、「トナー併用」で、多分乗り切れると思います。
「石けん」を推奨する理由に「界面活性剤」ではないから、と説明された時期もありましたが今はさすがに「石けん」も「界面活性剤」と書かれてます。添加物は圧倒的に少ないし、原料がほぼ食品準拠だし、身近にあるモノで、安心感はあります。
●「クレイタイプ」
クレイそのものには「界面活性」がありません。毛穴の汚れを吸着して引き出します。
昔は「ボルゲーゼ:BORGHESE」というイタリアのブランドが有名でしたが、今有名な大手はないですね。泥で洗うと、毛穴の汚れを吸着してくれます。
真剣に探してませんが、「泥洗顔」とかでググって出てくるのは、泥を使った洗顔フォームなので、ここで書いてるクレイとは、ちょっと違いますので、念のため。天然の泥は泡立ちません。多分日本で多い「泥製品」は、パックとか、マスクでしょう。
利点は勿論、石けんカスがでないところです。洗ったあとにトナーが拭く必要がありません。つまり放置しても⇒肌が突っ張らない⇒挫折しにくい。
市販のものだと、おそらく各種添加物があるので、そこを避けるには自分で毎回溶いて作ればいいんですが、そこが、手間といえば手間です。
●「美容ソルト」
界面活性の力ではなく、浸透圧の力で毛穴から、汚れを表面に引き出します。
やはり、石けんカスがでないので、肌がつっぱりません⇒挫折しにくい。私自身は体験がなく、わからないのですが、あまりに肌が荒れている場合はしみるのかなぁ。トナーで毎回ふくのも面倒、毎日クレイを自作するのもな~、なズボラな人に向いてると思います。
肌断食研究所の「美塩(うつくしお)」 という製品に限っては、界面活性剤の添加もないので、そこが重点的に気になる方にも、おススメです。
普通の食塩でもできるかも、と考えないでもなかったんですが、食塩に含まれる「ニガリ」が肌に影響するかも、というのと、角丸というのが決め手で、肌断食研究所の「美塩(うつくしお)」を使っています。
粒子の角をとった「美容ソルト」であれば、うっかりこすっても安心かな、というのが、大きかった(^o^;)
肌が突っ張らない洗顔法だと、成功しやすい
肌断食において、洗顔方法が、キモだなとおもうのは、出だしでパニックになるかどうか、が決まるからです。
とにかく「何も足さない」と思うだけで、不安なところに、肌がピキピキいってきたら、ムンクの絵さながらの恐怖ですよね。
正直、最初「石けん」で試した時は、このピキピキで「むりっ!」と思い、即挫折しましたが、温泉で「泥洗顔」したときは、気づけば、そのまま寝ていて、翌朝もお肌ピカピカ、という体験があります。
まぁ、温泉効果で身体もほっかほかだったし、お肌スベスベであたりまえか~、と、そのままその体験を忘れていました。
「肌断食」なる美容法?ととともに、友人に勧められて、知った
「美容ソルト」肌断食研究所の「美塩(うつくしお)」 じ===っと眺めてて、そのことを思い出し、おっかなビックリで、試す気になったわけです。
友人の肌が劇的に改善していた、というのもありましたが、風邪ひいて、治りばなに、汗をすっごくかいたあとって、熱が下がった気持ちよさもあるけど、肌もスベスベになった体験ありませんか?とくに、顔。
寝込んだら、メイクはおろか、「お手入れ全般」洗顔すらもせず、ひたすら寝てるけど、汗をかいて熱がひいたあとって、身体中から汗と一緒に悪いものが出てった===って感じになりますよね。
つまりは、ソレを人工的にやろうってことね、と納得したワケです。
ワセリンはアブラだと自覚する
皮膚科医さんがよく使う保湿剤「ワセリン」ですがワセリンって純度たかく精製され、酸化しにくい、とはいえ「アブラ」なんですよね。
これね==「肌断食」の目的「毛穴に油分を入れない」と矛盾することはないんでしょうか?たしかに肌の内部には入らないコトになってはいますが・・・
傷の保護に使うのは、ナットクできるんです。雑菌が入らないバリアを作るのには、高度に精製され、余計な成分や雑菌がなく、蒸発しにくく皮膚に残るもののほうが良いですよね。
でも、傷の保護ではなく、毛穴の皮脂力を蘇生させようという目的に・・・この蒸発しない「アブラ」つかって目的達成できるんでしょうか?
ニキビには処方されてないことを考えても、あまりに盲信してはいけないような気がします。
実際、わたくしはワセリンを塗ると、痒くて痒くて、とてもじゃないけど、無理でした。わたくし一人とっても合わないんですから万能でないことは明らかでしょう。
臨床的に「ワセリン」使用は、正しいのかもしれませんが、門外漢が単純にリクツだけで考えると、ちょっと齟齬があるような・・・
「石けん」を洗顔手段にしたことで、皮膚がツッパッたり、カサカサする苦情を、手っ取り早く解消するのに、推奨したんじゃないの?と思ちゃう点なんですよね。
「化粧品」をつけないほうがいい、とブチ上げた手前、石けんで洗ったら「化粧水」だけは使ってね、とは言いにくかったのかなぁ~~
「洗顔料」といっても、おそろしい程のアイテム数があるし、変化も激しい。特に一つを宣伝するのもイカンだろ、という大人な事情もからみまくってのことだとは推察できるけど、信じて実行する身には、たまったもんじゃないと思う( 一一)
外出時のメイクと化粧品の選択肢
外出しない日は簡単です。そのままつけないで、楽ちん~~~が出来ます。ワタクシの場合は、正直、夜、お手入れをしなくなったので、朝も忘れたまま、気づけば夜、というのが実情です。お金かかんないわ、肌にいいわで、一石二鳥?
問題は外出する日です。最低限UVケアはしたい。し、どうせメイクするなら、肌映えもしてほしい、となると、わたくしの場合は、ここでは「化粧品」の出番(^.^)/~
潔く、全部処分して「肌断食」に臨む人もおられるかとは思いますが、そこまでストイックでないので、まだ在庫があったりすると、なんとなくもったいない気分で、処分できないでいた、わたくし。
特に「肌断食」はじめて直ぐだと、肌はまだまだ修復中なので、どちらかというと、コンディションはよくないままです。そのボロボロな肌の上に、肌にはいいはず、とイキナリ粉ファンデなどはたこうものなら、結果はヒサン~~。
あってヨカッタ美容液。
いつかは捨てるものでも、最初は使って、補ってあげるほうが、メイクの仕上がりも綺麗なので、結局モチベーションも上がり、最終的に、肌断食を断念せずにすむので、おすすめです。
特に刺激が多いUVケア製品。なるべく肌に直つけしないほうが良いように思うし、肌断食に取り組みだしたくらいの時期は、手持ちの美容液などは、ベールとして使っても、全然オッケーでわ、が正直な、わたしくしの感想です。
これは、だんだんわかってきたことですが、肌の状態が良いと、特にコラーゲンとか入っててもたいして違わないんですが、肌コンディションが悪いときには非常にキキます。
このあたり、薬品と同じで、悪くない人には無駄か、最悪悪化させますが、欠乏してれば、効果があるみたい。アラ還なお年頃だと、肌に悪かろうが、コラーゲンが入ったオールインワンとかね、塗ると、お肌がピンとなっちゃうの。哀しいけどこれが現実(^o^;)ほほほほ
「ためしてガッテン」でコラーゲンを使って効果がでたのは、もともと足りてないひとだけだったという結果でしたが・・・よく考えれば当たりまえ。成分の効能とかに目くらましされて、忘れちゃうんですよね。変化がないのは、必要ないからです。変化のみえない自分をほめてあげましょう(^^ゞ
よく、化粧品会社のページに、感謝の言葉が続々とか書いてあるの、昔はヤラセか、よくて太鼓持ち、と鼻で笑ってましたが、実際、ピンポイントの悩みにむけて、それなりに開発したものだと、やっぱり効果はでるんだ、と年齢があがるにつれ、ナットクできるようになりました。(あ、表面的なハリ、とか、ツヤなどのレベルでのことね)
必要ないのに湿布薬とか、貼りっぱなしにすることなんてないのに、こと化粧品になると、要るかどうか、も考えず、○○成分は絶対肌にいいはず、と、いろんな「美容成分」ず==っと塗ってきたから、肌が悲鳴を上げたということを、今一度、ちゃんと考えないとな、と思います。
実際、技術の進歩はすさまじく、即効性のあるものってホント多い。
これじゃダマされるよぉ~~
逆に言えば、せっかくの「即効性」必要な時には使っていい、と思うわけです。
どうせ、夜にはメイクを落とすために、きちんと洗うわけで、変に神経質になるよりは、気分よく人様の前で、いられるようにしておくほうが、精神衛生上も、良いと思います。
UVケア
肌にはよくない紫外線ですが、UVケア製品も肌にいいわけじゃない、ということで、「天花粉(わかりますかね?ベビーパウダーのことよん)」だけで充分。という先生もおられます。
モチロン日傘とか差す物理的な対策のほうが、肌には良いだろうけど、例えば、ランチの席が窓際だったら傘はさせない。電車の車内でも日焼けはする。ので、物理的なものだけで防げるとは、とても思えない。
紫外線あびるより、UVケア製品の成分のほうが、肌に悪い、と考えるかどうかで、この辺りは、好き好きといえましょう。
ワタクシは、過ぐるンン十年前、まだピッチピッチで、お肌もたいして痛んでないころ「アーノラズロ:ERNO LASLO」という、今もU.S.Aでは売られているドクターズコスメの「水ファンデ」を使ってました。
そのおり、肌の調子は絶好調だったけど、一年でしみだらけになった体験があるので、個人的にはUVケアなし、は、推奨しません。
当時は「イブサンローラン」もUVは最小限でいい、という観点でつくられていて、なんとか一年、UVケアしてシミを減らし戻したあとに、再び、同じ轍を踏み、愕然。
以後、UVケアだけは決して譲れないワタクシです。
要するにNYやヨーロッパとじゃ降り注ぐUVの量が違うし、白人と黄色人種では、肌の反応が違う、というあたりが原因だったんでしょうけど、リクツだけを信じていると、時に手痛い目にあうことがあるのは、覚えておくべき事実でしょう。
肌の耐性や、強度?には個人差が大きいので、我慢しすぎないことって、大事だと思います。
クレンジングと洗顔の相性に気を使う
じつは、メイクを落とすクレンジングに何を使うかも、肌断食の成功と失敗のカギがあると思います。
もっと言えば、わざわざメイク落としが要らないようなメイクを選ぶことも重要だとは思いますが、それは、また別の記事に。
濃く、落としにくいメイクだと、やはりそれなりに強いクレンジングがもとめられます。オイルクレンジングがよくない、みたいに言われたこともありましたが、メイクはほぼ油性なので、オイルとの相性はいいです。
そして、オイルクレンジングを落とすなら、石けんは意外と相性がいい洗顔料です。アルカリは油分を分解するのに向いているからです。
ただ、オイルクレンジングをいわゆる普通の洗顔料でキレイに落としたいとなると、界面活性が強くないと、ダメで、この成分がキツイと、よくいわれる「バリア破壊」を起こしやすい。
この組み合わせだと、肌破壊までは秒読み!な気がします。こういう流れのなかで、石けんが推奨されたんでしょうか?それなら、なんとなくわかる気がします。
石けんで油落としてみてください。よっくおちますよ~~
TVのVCMでケチャップとかね、合成洗濯洗剤ではなかなか落ちませんが、石けんだとマジックのように落ちます(^.^)/~~~
クレンジング料がフォームとかジェル、水だと、落とす相手が、ポリマー類になる(油にも水にも溶けない)のでクレイでも塩でもオッケーですが、オイルクレンジングとの相性はどちらも最悪です。ベタつきが残って、気持ち悪くてたまらないと思います。
フォームやジェルタイプだと、泡を立てるために気包剤などの添加物が入ってるはずですが、こういうものを、毛穴から、クレイなら吸着、塩なら浸透圧、で引き出せますが、石けんは、さほど得意ではないはずです。
洗顔後なにも肌に残さないために
つまるところ、肌の自己修復能力がもどれば、毛穴から皮脂がでて、自分のためだけのクリームがつくられるので、毛穴を詰まらせないことが、一番大事。
石けんで洗顔したあとの「石けんカス」は、膜をはってしまうと、毛穴の中はともかく、上がラップされた状態ですから、良くはありません。
石けんをつかいたいなら、「カス」まで、きちんと取り除くべきで、肌に添加物をのせないことをめざすなら、「取り除くモノ」にも気を使わないとだめです。
そういう意味で、水に溶ければ無くなる
「美容ソルト」肌断食研究所の「美塩(うつくしお)」 は、毛穴に残るものが、まずない、という点だけでも、花マルで、初心者向きです。石けんのような「カス」が肌に残って、悪さすることもありませんから、ツッパリと無縁なだけでも続けやすいです。
あと地味~~に、殺菌効果とスクラブ効果があるので、殺菌効果のあるものや、ピーリングを別途使う必要もないのも、加点できるポイントです。
美容ソルトの私流使い方
美容ソルト:肌断食研究所の「美塩(うつくしお)」 の容器には「優しくマッサージして」とか、書かれていますが、私はそっとそっと、肌にのせていって、肌に伸ばすときも、こすらずにピアノタッチで伸ばすというか、点々と移していきます。
特に、まだ肌が安定してない時期に使うばあい、ここで、わざわざ刺激を加える必要はないと思います。
肌にのせた直後だと、まだ溶け出していないので、粒粒感があります。
角丸に加工されているので、肌に傷をつけずにスクラブできますから、膝、かかかとなど、スクラブとして使う時は、もちろんそのまま、肌に擦り付けてスクラブとして使えます。
お顔の肌も、ひと月に一回くらい、スクラブしても良いと思うけど、特にしなくても、自然にある程度はこすっちゃいますから、わざわざ「マッサージ:こする」などしないほうが無難ではないかと。
これは、我流の方法ですが、洗い流すときは、洗面器に貯めたぬるめのお湯で洗います。
ワタクシの場合は、手ですくってというより、まずは、洗面器にザバッと顔ごとつけて、あらかた、流してしまいます。2度お湯をかえれば、口にはいってもあまり塩辛さを感じないくらいになるので、額だとか、あごだとか、流しきれてない部分はそれから、指先で洗い流していきます。小鼻のとことかね、けっこう残ってます。
額の髪の毛の生え際とかは、ちょっと流しにくいのでシャワーがあるならシャワーのほうが良いと思います。一度、眠くてぼーっとした日に、手ですくって洗いあげ、寝たんですが、どうも、生え際に残っていたらしく、翌朝洗顔したときに、やけにしょっぱかったことがあって以来、気を付けてます。特に肌がガビガビになったわけでもないので、ヨカッタけどね(^o^;)
肌断食を失敗しないために
肌断食を始めたものの、うまくいかないなぁ、という方は、ご自分の使ってるメイク、クレンジング、洗顔料の相性を今一度、洗いなおしてみてはいかがでしょう?
石けんやクレイ洗顔については、商品が多く、特質もそれぞれで大きく違うため、単純にどうこうと言いいにくく、ここでもあまり掘り下げませんでしたが、またおいおい書いていきたいと思います。
個人的には、初期に美容ソルトを使うと、失敗する率がかなり減ると思いますので、特別に書き出しました。
さぁ!みんなで綺麗になりましょう!
肌断食研究所の「美塩(うつくしお)」
参考資料:
宇津木式スキンケア事典:宇津木 龍一 ISBN-10: 404110663X
化粧品に頼らない素肌美人のつくりかた:山口 麻子 ISBN-10: 4391146649
肌断食-スキンケア、やめました:平野 卿子 ISBN-10: 4309273890
美肌の教科書:川島 眞 ISBN-10: 4391145820
肌美人は絶対「夜だけ美容断食」:宮本 洋子 ISBN-10: 433497886X
本当はおもしろい化学反応:齋藤 勝裕 ISBN-10: 4797381302
合成洗剤は本当に有害なのか?:大矢 勝 ISBN-10: 4871908860
図解入門よくわかる最新洗浄・洗剤の基本と仕組み :大矢 勝 ISBN-10: 4798031828